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大館一中鳳雛講座

先月の19日に大館第一中学校の鳳雛講座(ほうすうこうざ)というキャリア教育でお話ししてきたことは前のブログに書きましたが、それを聞いた生徒さん達から感想文が届きました。それも43人もの子供達からです。みんなしっかり聞いてくれていたんだと思い、びっくりしました。中には建築士を目指していると書いてある子供もいて、少しは建築関係へ進もうとする子供達が増えることに寄与したかなと思います。

講座では建築士の仕事内容や一級建築士や二級建築士などの違いなどの他アトリエ105でこれまで携わった建物の写真をスライドを使って見せました。ほとんどの子が見せた建物がキレイだとか建築士も面白そうとか興味を持ったというような感想でした。

しっかりした文字で書かれた感想文。一生懸命書いたんだろうなあ!
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28年度まちづくり会議

昨年に引き続き、2月3〜4日、二日間にわたって行われたまちづくり会議と全国まちづくり委員長会議へ出席してきました。
全国の建築士会の各県からまちづくり委員長が集まっての会議や事例発表、ワークショップが行われました。

行われた場所が昨年事例発表と講演の対象になった「求道会館」で、東京建築士会の近角さんが大変苦労されてリノベーションを行った建物でした。昨年のまちづくり会議の時に来年はここでやったらいいんじゃないとの発言があり、それが実現した形です。
本郷の東大のすぐ近くで、会議が終わってから東大も見学してきました。

これが会場となったリノベーションした求道会館の外部と内部
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キャリア教育

先週木曜日に大館第一中学校で行っている鳳雛講座というキャリア教育で建築士の話をしてきました。第167回目となるようで、長年いろいろな立場の人がそれざれの仕事について話をしている講座とのことで、中学生56人の前でお話をさせていただきました。
興味のある子供たちが来るとのことだったので、まあ10人も来ればいいかなと思っていたら、なんと56人も来てくれびっくりしました。建築にこんなに興味のある子供たちがいるんだと思い、ちょっと嬉しくなりました。

この中なら一人でも建築関係に進んでくれればいいいですね。

横手市増田

11日はヘリテージマネージャー養成講座で横手市増田に行ってきました。
増田に来たのは二回目で前に来たのは6〜7年前に建築士会の見学会でした。
増田は昨年末に国の伝統的建造物群保存地区に選定されていて、先日10月3日には皇太子様が増田を訪問した事がニュースになっていましたね。

そのせいか我々講座の生徒の他にも沢山の観光客が来ていました。
説明してくれていた市の職員の方に聞いたら、こんなに人がいるのに驚いているそうでした。

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特徴的な蔵の扉の仕組みの説明を受ける。
建物と一体になった鞘に覆われた内蔵と重圧な黒漆喰の扉と飾り、
そして蔵の中に座敷があるのが増田の特徴。

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全館暖冷房システムの説明会

今日はいつも電気設備の設計でお世話になっている環境設備設計さんのおさそいで、鹿角市で行われた「YUCACOシステム」の説明会へ行って来ました。

このシステムは住宅やその他の施設の全館空調システムを一般的な壁掛けエアコンを1台〜数台使って、ローコストで行おうとするもので、40坪程度の住宅であればエアコン1台で暖冷房を行い、その工事などにかかるイニシャルコストを100万円程度、そして年間の暖冷房のランニングコストを5万円程度におさめようとしているとのこと。
現在工事中の北秋田市の伊勢堂岱遺跡に建つ展示施設に取り入れられているそうです。この展示施設では500m2程度を壁掛けエアコン3台で暖冷房を賄うそうです。

このシステムは空調のエアコンと熱交換型換気扇を同じ空間(機械室)に設置して熱交換された新鮮空気を暖冷房して、それを建築的な縦ダクトを使って床下のチャンバーへ送り、送風機を使って窓際や壁際から吹出し、また機械室へリターンするというものです。

このシステムをイニシャルコストもランニングコストも低く抑えるにはとにもかくにも建物の断熱気密性の高さが求められます。・・・つまり、設備費を安くするためには、建物全体の断熱気密性に十分にお金を掛けないといけないと言う事です。ですから、全体の建物を建てる費用は初期は少し高くなるけれど、ランニングコストが安いので、10年とか10数年後ぐらいには元がとれ、その後は少ない費用で暖冷房出来ますよということを理解していないと行けません。

今回説明会に参加して、住宅のようなデリケートな建物ではこのシステムの持っている課題もまだいくつかあるなあと思いました。

YUCACOシステム研究会の会長で東大名誉教授の 坂本雄三先生より最初に説明。
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シロアリ研修会

30日に盛岡で新住協によるシロアリについてのセミナーがあり行って来た。長野でシロアリの駆除と加圧注入木材を造っている、株式会社ランバーテックの丸山専務さんが講師で、東北には利害関係がないので通常お答えしにくい事でもお伝えしますと、ざっくばらんにいろんな話を聞くことが出来ました。

講師の丸山さん
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最初に新住協の会沢さんから新住協の建物での被害の写真を見せられました。間柱が見事にカスカス。断熱材のグラスウールは食わないそう。
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まず、シロアリが発生したらどうするか。とりあえず発生した場所に薬剤散布は・・・ダメだそうです。薬剤はシロアリにとって嫌いなものなので、そこを避けるだけで、隣へ移るだけだからだそうです。

ヒノキや米ヒバなどは確かに嫌いで松などよりは食べられにくいそうですが、絶対ではないそうです。
これがシロアリにやられたヒノキの土台。
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む・む・む じゃあ一体どうするんだと言う感じですが。

新住協のほとんどの人は基礎断熱を昔からやっていると思う。私もそうで、基礎断熱だとその断熱材の中を通ってくるので嶬道が見えない状態で内部に達する。じつは私の設計した家でも発生したことがあって、以降防蟻処理された断熱材を基礎断熱に使っている。でも防蟻断熱材までも食い荒らされたものもあったそうで、絶対ではないらしい。

それより新築なら、最初から防蟻処理をしておく方が大事との事。いまのところタームガードがいいらしい。
防蟻断熱材に掛ける予算をそちらに回すのも、確かに手だなあと思ったけど、5年ごとなどにずっとメンテナンスを建て主さんに強いる事になるので、その了解を得るのがなかなか大変そう。

床下が暖かい高気密高断熱の住宅はシロアリ被害が多いそうで、でも床下が昔のような造りでも給水や温水配管の断熱材の中を来たりと、どうも絶対はないらしい。被害にあったら事故と思うしかない面もあるが、事故に出来るだけ遭わないように対策をしておいた方がよさそうですね。


CASBEE試験

毎日忙しくバタバタと過ごしているうちにブログの更新1ヶ月もしてませんでした。月日が経つのが早過ぎ!。

以前このブログで書いたCASBEEの試験が昨日仙台でありました。数日前に予定表で気がつきましたが、勉強している時間もなく、試験当日の朝から出かける前までの3時間程度、過去問など見てテキストの前半部分にチョット目を通しただけで、受験となりました。テキストは持ち込み可能なので、なんとかなると思っていました。

試験はマークシートで難しくはなく、テキストに書いてあることを読み込めれば答えは出ますが、そのテキストを読み込むのが大変でした。問題の細かな言葉の違いを見つけていくような感じでした。2時間の試験時間一杯、とにかくテキストとにらめっこで、結構疲れました。

受かったかなあ?