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ゼロダテ/大館展2010

16日にゼロダテ、見に行って来ました。今年は駅前から大町までの空き店舗などを利用しての展示なので、多過ぎて全部は見切れませんでしたが。
第1回目はスタッフの一員として関わってましたが、それ以降は単なる見物人として見てます。

100816zerodate10-01.jpg ゼロダテの中心的メンバーの石山さんの作品はなんといとくショピングセンターそのものと一体化した作品 ゼロダテだから出来るような、というか、ほとんど誰もこれが作品だとは思わない でも、それが作品という、やっぱりゼロダテっぽい。


100816zerodate10-02.jpg こんなのや


100816zerodate10-03.jpg こんなの。 美術館のような作品と向き合う為に整備されたところとは正反対の廃墟や工事現場のような展示空間。


100816zerodate10-04.jpg 床に散らばった天井の写真と、天井に付いているダウンライトが映し出されるTV。現代アートはよくわからん。が、しかし


100816zerodate10-05.jpg その先には こんな張り紙が


100816zerodate10-06.jpg 暗いどころのさわぎでなく、真っ暗。おそるおそる上がって行ったら、ポツンと丸い明かり。
全くこんな危険な展示もゼロダテならでは。


100816zerodate10-07.jpg ここはちょっと全うな感じが・・。


100816zerodate10-08.jpg ハチ公小径ではバンド演奏が行なわれ若さ爆発といった感じ(・・年寄りになったもんだ。騒音にしか聞こえなかった。でも、けっこういいんんじゃないとも思ったり。もうちょっと演奏の音下げたほうが・・ヴォーカルが全然聞こえなかった・・)


100816zerodate10-09.jpg その前の旧正札竹村ビルの外壁に巨大ゼロダテバナーが


100816zerodate10-10.jpg そしてなんといっても今回の目玉、御成座。残念ながら閉館してしまった映画館が、当時のまま公開されました。


100816zerodate10-11.jpg 内部です。もう、うわあ~~!! っと昔の記憶が蘇りました。最後にここで見たのはいつだったか。もう10年以上前かもしれません。当時は建物の事はなにも思わず、只汚い映画館という想い出しかありませんでしたが、今見るとなんだかすごい。感動もんです。

ここに目を付けたのはやっぱり中村さんでしょうか。目の付けどころが中村さん的な感じがします。


100816zerodate10-12.jpg 初めて映写室も見ることが出来ました。機械そのものや、壁に残る文字さえアートに見えて来ます。

この御成座をアートなどのイベントに使用出来る施設として保存しようとしているようです。寄付金も集めてました。それが実現出来れば、ほんとうに中村さんが仕掛けたゼロダテによって、大館はなにか変化を遂げそうな・・・アートによる町おこしみたいなもの?・・よく分かりませんが、そんな感じがしました。


ゼロダテはもう完全に大館に定着してます。ほんとうにすごいことです。

ただ、今回展示をざっと見て回って、だんだんなれ合いになって来たような、ちょっと気遣いがたりなくなってきたような感じを受けました。ゼロダテスタッフは皆少ない人数、ない予算でめちゃくちゃがんばっているのでしょうが・・・あまり規模を大きくしなくてもと感じました。(傍観者の独り言です)
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ゼロダテ/大館展2009

今年のゼロダテも終わってしまいました。仕事の関係でお盆もほとんど休まず仕事だったのですが、15日に駆け足で見て来ました。
今年は大町と御成町とで開催ですが残念ながら大町しか見れませんでした。

大町のアーケード下には手作りバナーがズラッとぶら下がってました。
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よく見ると、シャツです。
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ゼロダテの発案者でリーダー中村政人さんの作品です。
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そして、能代出身の売れっ子建築家 納谷兄弟の作品。
設計事務所には沢山のフロアの見本が届けられますが、いずれ廃棄されるこのサンプルを椅子に造り替えたもの。その向かい側になにやらいわくありげに白いテーブルと一輪の花。
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本人たちが来てレイアウトして行ったのかな?

ほかにも面白い作品が一杯ありました。

ゼロダテもうすぐ

メーリングで今年使うゼロダテマップの原案が配信されて来ました。A3版で出力してみましたが、ものすごい情報量です。作家さんや協力店舗がなかなか決まらなかっただろうなかで、良くまとめたもんだと感心しました。深夜に配信されたにもかかわらず間髪を入れずにチェックが入ってました。つくづくゼロダテ関係者の熱意とか真剣さが伝わります。

このマップは、ゼロダテに参加する作家やその展示をしている店舗の位置紹介にとどまらず、営業店で作品展示に協力する店舗のコマーシャルがついています。大館の中心部の店舗マップにもなっているので、すごく良いものになっています。いままでありそうでなかったものではないでしょうか。

第1回目の時に数日スタッフとして展示店舗に張り付きましたが、倉敷とか札幌とかまさに全国から見学者が来ていました。どういうコマーシャルでこんなにやってくるのか不思議でした。全国の美術館等にチラシを配布して、その効果なのか、いずれ今年も市外や県外から見学者が訪れると思います。大館で今話題のハチや犬文字焼きもありますので、大館や自分の店をアピール出来る最高のチャンスととらえ、各お店も頑張っていただきたいですね。

ところで、このゼロダテに当地域の建築士会青年部も作品展示します。私はとっくの大昔に青年部卒業してますが、何やら気になり若者にまぎれて、年寄りの口出しとして参加してます。昨日も作業がありました。
こんなことやってました。
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ゼロダテ/大館展2009

今年のお盆も大館ではゼロダテがあります。詳しくは こちら

今年で3年目を向かえますますパワーアップしているようです。実行委員の方のがんばりに、ただただ脱帽です。私は今年も実行委員でもなんでもないのですが、第1回目の時に参加していらい、メーリングリストに乗っているため、時には夜を撤して行なわれるゼロダテ実行委員のメールでのやり取りが流れて来て、そのものすごいパワー、真剣さなどが伝わってきて、ほんと感心します。

今年は建築士会の青年部でも出展することになっていますので、そちらに応援隊として現在作品づくりに関わっていますが、どうなることやら。

いずれ、8月12日から16日まで、大館はアートであつく燃えますヨ!

ゼロダテ参加アーチスト

今年も大館で行なわれるアートプロジェクト ゼロダテ/大館展2009 関連のメールが土曜日当たりからすごいことになってきました。入り乱れてメールが流れて来ます。私は今年は実行委員等にも参加していなんですが、一昨年実行委員だった関係でそのままメーリングリストにのっているので、こちらにもメールが来ます。(今年は建築士会青年部にお手伝いで参加)
で、決定した参加アーチストのリストを見てビックリ!。今年はあの納谷兄弟(納谷建築設計事務所)も参加だそうです。う~ん・・・いや、何を見せてくれるのか、楽しみですね。

ゲッ 表示が

下の記事レイアウトがおかしいです。なんで?  直しかた分かりません。読みにくくてすみません。
ブラウザによってはちゃんと見えるのかな。Safari(Mac標準のブラウザ)で書き込んでるせいでしょうか?

ゼロダテ2008/大館展

今年のゼロダテ、最終日の今日行って来ました。最初にちょっと驚いたのが車を止めようとした駐車場が満車だったこと。普段の大町では絶対にあり得ないこと。ゼロダテに人が来ている証拠。通りにはそれほど人が歩いている風ではないけど、でもやっぱりパンフ片手に歩いている人と行き会う。

サイサク駐車場の2階、渡辺寛さんの作品。大館のある風景の超大型写真。
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よく見ると、このでかい写真、A4の小さなプリントをピンで止めて繋げてる。
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そのお隣は板野充学さんの作品はレジデンスしてた山田の獅子踊りからヒントを得た、というより獅子踊りの練習のときの半端じゃない酒にたまげたからだろう、きっと。家のような獅子の頭の下が酒飲み場になってる。
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武藤智佳子さんの作品。自身のこれまでの作品(木版画など)が床一面にあって、ビニールがしいてあるので裸足で作品の上を歩いて見るという、なんとも思い切った展示方法。作品はどれもすばらしかった。恐れ多くて最初歩くのに抵抗感があった。
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栗原良安彰+森本嶺さんの作品。この作品、写真をひっくり返してみると、床においた沢山のリュックサックで全く違和感がない。
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その奥の熊谷周三さんの作品。ここは展示スペースそのものが作品と言った感じ。行灯の下に浮かぶ人、全体を包む色、みごとにこの空間を読み取った作品。
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作品ではないけど、上の部屋にあった押入の扉。象眼細工みたい。
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旧市営住宅の入口。これも作品。この奥にもまだ作品があるけど、もう危険がいっぱいのスリリングなゼロダテ作品展示。
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階段を上がってみると、
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その奥の元の市営住宅内に展示された、さっきも出た熊谷さんの作品。ここでは真っ暗な二つの部屋の行灯の下に人形が映し出されてた。
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千葉雄さんと福田千恵美さんの作品。大館の飲み屋の過去と今の展示。
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なんと大館でもちょっと有名なナポリのマスターの若かりし時の写真が。何十年前だろう。
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街中で風車を製作販売している、後藤仁さん。風車は街の隠れたところに仕組まれているとのことで、
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探したらすぐ足下にありました。
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大曽根朝美さんの人形、ワイフさん。癒し系の作品で貸し出されてます。そういえば首などに巻き付けて歩いている人いました。
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大館近郊の作家さんの集合体、旧金沢家具店。いっぱいの人。
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この旧金沢家具店の2階3階がすごい。つい建築をみてしまうけど、一体何層になっているの?フロアの床の高さがずれていて複雑な空間になっている。このまま美術館としてリッパに成り立ちそう。超反バリアフリー。でもいいのだ。
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ズミスロブスカ・アンナさんの作品。3.6Mx3.6MX2.7Mの箱の中が作品。
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大館市内にある記号を描いたとのこと。・・・・・よく分からなかったけど綺麗な作品。
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秋田県内には鉱山が沢山あるが、その鉱山をプロットした國森麻衣佳さんの作品。
159箇所もあったの?ビックリ。
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今年は参加ではなく完全見る側だったが、年に一度こういう異空間アートが大町に出現するのはとても面白い。是非来年以降も頑張ってまた新たな刺激を与えてほしい。なんか作家として参加出来ればと、不遜な考えも頭にちらついた。紹介しなかったけど意外な人が作家だったりしたので、これは皆が作家になれるんだというテーゼでもあったのか。