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サイクリング

日曜日に市内をサイクリングしてきました。車ばっかしで出歩いて、自転車で出かけるというのは初めてです。

不思議なもんです。普段よりずっと時間がゆっくり進むのです。毎日もうこんな時間かと時間に追われるような生活をしてますが、なぜかこの時は、え!まだこんな時間となんども思いました。

お昼少し前に出かけて、旧市内中心部の大町をぐるぐる回って、清水町のTSUTAYA方面へ。お昼になったので、むかし妻が生きていた頃時々行ったレストランを思い出し、でももうないかなあと思ったら、まだ営業してました。(ひどい思い込みで、失礼ですね)
そこでゆっくり食事して、女性客をターゲットにしてるようで、ランチにケーキまでついてきて、それをいただいて時計を見たらまだ1時前。

大館市内でウインドウショッピングを楽しむようなお店も思い出せず、しかたなくいつも行くTSUTAYAやブックスモアへ行って見たりして、そのあと市内中心を流れている長木川沿いをながしてみました。普段行ったことがないので気づかなかったのですが、いいところでした。

ゆったり進む時間が気持ちをリラックスさせてくれ、つくづく車で通り過ぎるばかりでなく、こうしてサイクリングや足で歩かないといけないなあと思いました。

秋田看護福祉大学付近
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長木川の土手沿い。娘の使ってたチャリで出かけました。 コスモスが綺麗でした。
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長木川河川敷から鳳凰山方面
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みなさんもサイクリングどうですか。いろいろ発見がありますよ。


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蔵の街増田

大曲の花火を見た翌日は秋田県横手市の増田に行ってきました。増田はこれで3度目か4度目ですが、今回は大曲の花火の翌日とあって、びっくりするぐらい多くの人が来てました。おそらく多くの人が角館や増田と花火をセットで来てるんですね。
これにあわせて「蔵史めぐり」ということで全部の内蔵を無料で公開してたのも多くの人が来た理由でしょう。
10年ほど前に来た時は観光客など全くいない状態からは信じられない光景でした。以前聞いた話では当時の蔵を持っている人たちは蔵を公開して見せるなんてとんでもないという雰囲気だったのを、蔵の素晴らしさに気づいた人が説得して、蔵の日を設けたりして、徐々に蔵を公開する人が増えてきたとのことでした。
今回伺ったある蔵の持ち主も、まさかこんなことになるとは思ってもいなかったと言ってました。

地域にある財産もその地域の中では気付かないものの典型ですね。

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十和田市2

十和田市は今回行って有名建築家による作品が中心部に3件もあることももちろん驚きですが、それより官庁街が本当に美しく整備されてることが何より驚きでした。

桜と松の並木路は有名ですが、その足元の歩道と車道の間の花壇が素晴らしい。さりげなくいろいろな草花が植えられています。道路脇の花といえば、管理が簡単で長く咲くマリーゴールドやサルビアなどが一般的だと思いますが、まるでイングリッシュガーデンかとおもうようなお洒落な草花が植えられ、その間に御影石のベンチまであります。数年前に行った時には気づかなかった。やっぱり多くの人が来るようになって、こういったところも気を使うようになったのでしょうか。

官庁街を歩いていると、いたるところにベンチがあり、そこで人々は談笑してました。ちょっと日本じゃないみたい雰囲気。うらやましい。 移住したくなっちゃいました。笑

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十和田市

アートの街で活性化を進める十和田市に入ってきました。十和田市現代美術館が出来てからこれで3度目ほどになります。平成26年以降に出来た、安藤忠雄の図書館や隈研吾の交流プラザを見るのが主な目的だったのですが、、、

安藤忠雄の十和田市立図書館
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安藤忠雄といえばコンクリート打ち放しですが、今回は打ち放し部分と金属の外装部分があり、外部打ち放し部分は内側断熱で内装あり、金属外装部分は外断熱で、内装がコンクリート打ち放しとなっているようです。安藤といえども北国で内外打ち放しをやったら結露やら空調が大変になるので、その辺はおとなしくなったような気もしました。


隈研吾の十和田市市民交流プラザ「トワーレ」
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残念なことに内部の唯一観れるホールが太鼓かなんかの練習で貸し切りで見学はダメでした。でもまあ、あんまり見所がなかったような。木を外壁にわざわざストライプに張ったのがいかにも隈さんですが、私には木材会社の倉庫みたいにしか見えませんでした。表層のデザインだけで賑わいを演出できるんでしょうか?。屋根形状を無理してるので、あちこちに融雪用の電線が壁から出てましたが、将来にわたって大丈夫なのかなあ。



福島県 前沢集落

南会津の国の重伝建(重要伝統的建造物群保存地区)指定の前沢集落に行ってきました。前沢集落には、曲り家が10数軒現存し、今も普通に暮らしが営まれています。
同じく南会津の大内宿とはだいぶ趣が異なり、まさに里山の集落の景観がそのまま残され、時間がタイムスリップしたかのようです。大内宿のようなお土産やさんもありません。集落手前に案内所があり、入場料¥300払って集落内を見学できます。建物内は資料館のみで、その他の住宅は普通の民家ですので、もちろん見学はできません。

私は一昨年ヘリテージマネージャー養成講座を受けており、その講座で重伝建指定建物は内部は改装などで変更しても良いが、外観は変更できないと学びました。ということはこの地区の住宅は茅葺きですが、それもずっと守っていかなければならないということです。それは大変なことで、この集落の方々がよく重伝建に指定されることを納得したなと、感心しました。

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会津若松

所用を兼ねて会津へ行ってきました。
会津若松は一昨年、昨年といってますが、いつも時間があまりなくゆっくり見ていませんでした。今回はちょっとだけ時間があったので市内を歩いてみました。

会津若松は観光地というのは認識していましたが、観光客も多く予想以上でした。
歩いたのは野口英世青春通りと七日町通り。いずれの通りにも古い建物が点在し、街の魅力を高めていました。

かつて高度成長期の頃は、これら古い建物は何の魅力もない邪魔者扱いされたと思うのですが、それが今や数多く残るところに観光客はやってきます。これまで多くの建物が民間の保存運動があったりしても、様々な理由で解体されてきたと思います。古い建物はもちろん維持管理が大変で、そういった理由でその持ち主により解体されたものも多いとは思いますし、戦争や大火などで焼失したものも多いとは思いますが、一方で行政による道路の拡張や維持管理の問題などで解体されたものも多く存在します。今も秋田県の湯沢市で建築家白井晟一の設計による「雄勝町庁舎」が解体されようとしています。民間団体による保存活動が繰り広げられましたが、湯沢市には理解してもらえなかったようです。

本当にそれでいいのかと、そんなことを考えながら歩いてきました。

野口英世青春館 野口英世が最初に指の切り離し手術をした病院。現在は2階が資料室で1階は喫茶店。
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野口英世青春館の隣の建物。
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・・・なんだったかな?笑
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大館歴まち散歩

今日は大館市の歴史の理解を深めるため、市で開催した「大館歴まち散歩」に参加してきました。参加者は30名で皆歴史にとても感心のある方々ばかりで、歴史にトンチンカンな私にはちょっと敷居が高かったのですが、市役所から建築士会からも何人か出て欲しいとの要望があって参加しました。

大館市では新市長になってからこの歴史まちづくりに取り組んでいて、その一環です。我々建築士は歴史的な建築物の専門家としての立場ですが、正直専門的知識はあまり持ち合わせていなく、そのためにもこのような勉強会に参加して知識を深めようとして、いろいろな機会をみてはこのような講座に参加しています。昨年は秋田県建築士会が主催した「ヘリテージマネージャー養成講座」にも参加して、秋田県のヘリテージマネージャーへ登録されました。

今日は気温が30度にもたっするような暑さになり、桂城公園では秋田犬の全国大会(本部展)が開かれているなか、中央公民館から出発して部垂神社から八幡神社(唯一の重要文化財があります)、桂城公園(大館城跡)を通って愛宕神社まで歩いて回りました。途中から大館市長も参加し(八幡神社は市長の本家だそうです)大館市文化財保護協会の清野宏隆氏の解説を聞きながら歩きました。

大館市は城下町だったのですが、その歴史的な建造物等はほとんど、というより全く残っていないのがやはり残念です。そればかりか大正、昭和と発展させた近代建築も大火により焼失しているため、それもほとんど残っておらず、視覚的に歴史を感じることができるものがないので、今後今日解説を受けた歴史をどうまちづくりに生かせるのか、私たち建築士も知恵を出していく必要が有ります。

八幡神社にて
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