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三者面談

今日、中三の娘の三者面談があった。進路について生徒、父兄、先生の三者が話し合うものだ。
先生:「○○さん、どこに行くか決まった?」
娘:「○○高校」
先生:「どうして?」
娘:「…‥吹奏楽部が全国へ行ったから‥」
先生:「それだけ?で、自分はどうするの?部に入るの?」
娘:「……はあ…そのつもりです‥‥」
先生:「そこまで言わなくちゃ。で、その後はどうするの?」
娘:「‥‥‥?」
先生:「進学するの?就職するの?」
娘:「‥‥まだ解りません」
先生:「お父さんはどうですか?」
僕:「まあ、本人が行きたいんであれば、○○高校でいいかなと。‥近いし。‥その後のことも高校3年でゆっくり考えていいと思ってます」
先生:「今はすべてが早くなってます。1年の中を過ぎると進学か就職課を決めて、2年で進学ならどこにするか、就職ならどっち方面かを決めなくてはなりません。ですから、家でも何が向いているとかアドバイス等して話し合って下さい。それから……‥‥‥‥‥‥‥

後は耳に入ってない。頭の中で(そんな‥中学生でもう自分の進路なんて決めれなくてあたりまえじゃん。プロスポーツじゃあるまいし。先生は中学校の時もう先生になるって決めてたのかよ。オレは大学卒業して就職してもわかんなかったよ。人生そんなもんだろ。決めてもいないのに、こんなことしたいです なんて言うのは受験対策用でしかないだろ。そんな杓子定規なことばかり教えているから、マニュアル人間しか育たないんだ。もっとゆっくり自由に生きるすべを教えろよ‥‥)なんてなことを考えてた。

で、娘に伝授する。受験対策用の受け答えを。よく聞いて、覚えておけ!
どうして、この高校を受験したかと聞かれたら、どうどうと

「私はまだ自分の進路は見つけられません。高校を卒業したら進学がいいのか、どこか就職がいいのかも解りません。それを高校3年間で見つけたいと思います。△△高校だと(受験校)進学しかありませんが、こちらの高校だとどちらの情報も入りますし、考えることも出来ます。それに私は中学3年間吹奏楽部に入っており、続けたいと考えています。その点こちらの高校は全国大会に出るぐらいレベルが高いので、是非入りたいと思っています。そのために○○高校を選びました」

このくらいのことを言え。まだ決めてもいないのに適当なうそっぱちを言うよりよっぽどりっぱで試験管の先生も納得するだろう。

でも試験管の先生ももうマニュアル人間だろうから、‥‥困った世の中になったもんだ。
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実家

1ヶ月ぶりぐらいに実家に泊まってきた。実家は築30年ぐらいの普通の家だ。
断熱材も当初入っていなかったが、8年ほど前に増築する時に壁等いれれるところには入れた。
しかし、天井裏や床下には一部分しか入れれなかった。

10年前に建てた我が家とは全く違った寒さだった。布団から出るのが億劫になる寒さだ。居間などストーブを焚いてる部屋は十分に暖かいが、一歩出るとゾクッとするので出たくなくなる。
ちなみに我が家は地下に置いたFFストーブ1台で家中がある程度暖かい というより寒くならないと言った方がいいかもしれない。この時期に(最低気温1°ぐらい)一晩家を空けて、明くる夕方帰ってきても、家の中は15°ぐらいあった。雪の日だったのに。断熱性や、蓄熱性があるからだろうと思う。

母は寒がりでストーブを焚かないのは7~9月ぐらいで、6月でもストーブをつけるときがある。

自分が設計屋でありながら、母にこんな寒い家に住わせて、自分達は暖かい家に住んで申し訳ないと思う。その他トイレなども実に使いづらいものになっている。なんとかしてあげたいのだがなにしろ先立つものがない。‥‥やっぱ 宝くじか!!

建築家 中村好文さんの講演

18日盛岡市で中村好文さんの講演会があり行ってきた。

ある依頼主に「普通がちょうどいい」と言われたことに、「とても含蓄がある言葉」であるとし、その言葉の元になっているスエーデン語のエンケルから、エンケル的デザインについて話されました。デザインのためのデザインではなく使う人の身になって考えられていて、かつ美しいもの。

シェーカーの家具に共感をおぼえる氏らしいデザイン論と人柄のにじみ出たおだやかで軽妙洒脱な語り口の講演は、やはり遠くまで足を運んだかいがあった。

まだまだ勉強が足りないし、もしかしたら?いや完全に才能が違い過ぎだとは思うが、

まけないぞ!

と思ったりする今日このごろである‥‥完全に負けてるか(ハハハ

設備機器

白沢の家が完成し、今日引っ越しした。いままで古い40年以上前に建てた家に住んでいて、今日から今出来たばかりの新しい家に住むわけである。
新しい家についている設備機器は最新のものばかりで、使い勝手がまったく解らず、戸惑うばかりで、困ったもんだとこぼしていた。
おそらくすぐに慣れるとは思うものの、確かに今の便利さが古いタイプの人には不便このうえないだろうと思う。
もっとシンプルで簡単なものに出来ないものだろうか。あまりにも便利な機能を付け過ぎて、全部完璧に使いこなせる人なんていないだろうと思うぐらいだ。給湯ボイラーなんて、常にスイッチが入っていて、お湯を出せば着火し、止めればボイラーも止まる。これだけでよさそうなのだが、タイマーが付いていたりするともう時間合わせから始まって、様々な設定があってともう解らなくなる。
お年寄りでもすぐに理解出来るような、シンプルで使いやすい機器を造ってもらいたいものだ。

いままでの生活とかけ離れないようにと、伝統的な家づくりをしたというのに、設備機器がまったくあっていないのではなんにもならない。
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国際サイエンスフォーラム2005

今日11月11日、秋田県本荘市の秋田県立大学で表題フォーラムがあり、行ってきた。様々な論文講演があったらしいが、僕の目的は「地球環境と無暖房住宅~エネルギーを使わない暮らし」のハンス・エーク氏(スエーデン)の講演である。北欧スエーデンで暖房なしの住宅なんて信じられない、どうなってんの。というのが、わざわざ遠くまで行った理由。超簡単に言うと、屋根や壁の断熱材を超厚くして、窓のサッシ&ガラスを高性能な(日本には無いような)ものにして、高性能な熱交換形の換気扇とするだけ。これで、スエーデンで暖房がいらなくなるらしい。ー20度でも室温が二十数度になってしまう。その訳は、冷蔵庫や照明器具等の熱そして人間の熱が徹底して外に逃がさないから。人間の熱も100Wだそうだ。4人いれば400W。100Wの電球には厚くてさわれない。400Wだともう少しで電熱器。それだけの熱が出ているから、その熱を出来るだけにがさないで、かつ換気もしっかりしなければならないので、熱交換型換気扇(日本的にいうとロスナイ)の高性能なやつを設置する。その他太陽エネルギーも取り入れ方を工夫しているらしく、南側に温室を造っていたり、給湯は太陽光パネルによるとの説明があった。じゃあ日本でも可能かというと、よくわからない‥というのが僕の感想。気候風土が違うのはもちろんだが、それよりも生活が違うのが、解らない理由。特にここ本州では夏の蒸し暑さに対し、風通しのいい住宅が良い住宅との認識が一般的。当然サッシは引き違いの大きいやつな好まれる。引き違いサッシは気密性もとれなければ、3重ガラス等の高性能ガラスも厚みの関係で難しい。夏は窓を開け放しての生活にあう超高性能なサッシが開発されれば(真空ガラスの3重版など?)可能かもしれない。換気は最近いいのが出ている(日本製ではないが)。
このことについてのさらに詳しいことはきっと西方さん/がブログで出すと思うので、この辺にする。
ところで、このフォーラムに秋田家倶楽部の面々が顔をそろえた。久々だったのでお茶でもしながら話をしたかったのでが、一番遠い僕は少しでも早く帰りたかったので、さっさと来てしまったのだが、残念だった。

このフォーラムで配付されたテキストにはこの他にも興味深い論文がいろいろあり、後でじっくり読んでみたいと思った。(日本語のものだけ。悲しいことに英語が出来ない!。論文のほとんどは英語だ!)

関木材工業

昨日とうとうここ大館に初雪が降りました。この寒い中鹿角市八幡平の関木材工業へ行ってきました。目的は今工事中の喫茶店の壁に使う木材を見るためです。ここにはいろいろな材種、サイズの無垢の壁材や床材があり、それを施主さんと一緒に見に行ったわけです。
この関木材工業はいろいろなことにチャレンジする会社で、針葉樹や広葉樹の無垢の壁材や床材のほか、積層の床材も造っていますし、床暖対応のスギや落葉松の針葉樹床材なんてのもありました。(針葉樹で床暖対応はここだけだそうです。)また、障害者用の手摺なども広葉樹の無垢材で造っています。これがビックリなのですが、なんと熱と圧力を加えるだけで、35φのナラ材がぐにゃぐにゃに曲がるようになるのです。
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写真ではあまり曲がってませんが、実際はほんとびっくりするほど折れずに曲がります。しかも手で簡単に! そのほか木製サッシも製作してます。
いまの主流は都市圏のマンション用床材や中央の建材メーカーへの納入のようでしたが、地方にいて、このような業者と直接取り引きしないで、一旦メーカーへ納められたものを、買っていることが多く、馬鹿げているような気がします。

弘前にて

今日は弘前へカメラを見に出かけました。(まったく田舎にいると不便です。カメラも欲しいと思うものは置いてる店がありません。)その途中の国道7号線沿いにススキがとても美しいところがあり、思わず車を止めて写真を撮りました。真っ白の穂が群生してみごとでした。
ススキの群生


弘前の街中で面白いものを見つけました。古い建物に付いているまるで中世の柱のような雨樋(縦樋)です。特に上部の受け口の所の造りなんか秀逸です。昔の人はこんなものにまで凝ってたんですね。たぶん地元の板金屋さんが加工して造ったものだと思いますが、職人魂に脱帽です。いま雨樋にこれほど愛情を注ぐ設計屋さんも板金屋さんもいないでしょうし、もう造れる人もいないかもしれませんね。

雨樋


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カメラ

長年愛用してきた一眼レフカメラ オリンパスOM-2の調子が悪くなってしばらくなる。
大学4年の夏休みバイトして買った。したがってもう29年も使ったことになる。
写真の右隣に写っているのは、親父が若い頃つかっていたカメラでRCOHFREXと銘打ってある。
いまでもフィルムさえあればまだ使える。なにしろ電子機器類がないため落としたりして物理的に壊さない限りほとんど壊れ用がない。
昔から写真を撮るのが好きで、最初に買ってもらったカメラは、中学生の頃、当時マッチ一本で写ると宣伝していた、いまでは全く聞かなくなったヤシカエレクトロ35というカメラだ。
そのほかにも小型35mmカメラいわゆるバカチョンカメラはこれまで何台か買ったし、小型デジカメも2台買った。その内の携帯用の超小型のものは子供がスーパーで無くしてしまった。
したがって、広角レンズの付いたカメラが今はない。‥‥ほしい!
最近デジタル一眼の普及品が各メーカーから出されているが、貧乏人の鳥には高値の花である。
しかし、建築家にカメラはつきものである。う~ん思案中
左OM-2
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コンサート

今日はウィーン・ザイフェルト弦楽四重奏団大館公演がありました。この公演も10年目を向えました。

10年間秋田の片田舎の大館にウィーンフィルメンバーを招致し続けた、「ウィーンフィルメンバーによる室内楽を楽しむ会」の谷川原さんは今日初めて舞台で挨拶し、ザイフェルトとスタッフと観客に対しありがとうと挨拶しましたが、谷川原さんこそ本当にご苦労様でした。挨拶の言葉の中で「ザイフェルトが「このような草の根運動こそ大事だ。ギャラなしでも来る」と言ってくれるので今までやってこれた」とのことでしたが、両者には頭が下がります。

観客がどんどん減り続けていますから、ますます大変だとは思いますが、やり方を少し変えてみるとかして、これからもがんばってもらいたいと思います。フレーフレー やがわら!!

ドウダンとイチョウ並木

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秋田県大館市の運動公園前の並木道です。ドウダンの赤とイチョウの黄色のコントラストが晴れた日にはまぶしいぐらいです。今日はお日さまも照って少し暖かく、並木の反対側の歩道を乳母車に赤ちゃんを乗せて散歩するおじいちゃんの姿が、なんとものどか~って感じでした。