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2005締めくくり

昨夜は年賀状作りで夜遅くまでかかってしまいました。まったくいつものことながら、もっと早くにやっておけばと思います。

今年完成した物件です。
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たった2つだけ。よくもまあこれで食ってこれたと思います。ほんとぎりぎり食べるだけでしたね。スタッフの給料を払うのに大変でした。もっとも現在進行中の物件が2つあり、一つは1月初めに完成予定の住宅兼喫茶店です。もう一つが古民家の改修で築100年以上の大改修です。詳しくはこのブログの左上のHOMEから現場ライブ「大茂内の家」でご覧ください。

それから今設計中の住宅一軒
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と、

これから本格的にとりかかる住宅一軒。これらが来年春着工予定で設計がすすんでいる。
この二件は少し違ったエコの考えで進む。一軒は極端に断熱材を厚くして暖冷房にかかるランニングコストを押さえ、結果CO2の排出量を少なくしようとするもの。もう一軒はOMソーラーを使って、太陽エネルギーを暖房や給湯に利用するもの。

いずれ常に地球温暖化を促進しないためにもCO2削減を意識しながら、
しかし、そればかりが主題ではなく、我アトリエ105のモットーである、
安全で耐久性があって環境と街並みに配慮してそして使いやすく、そのうえで素敵なデザインをめざして、来年もガンバローッ と!
(まるで演説になったな)

それでは皆様 よいお年をお迎えください。
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クリスマス

今日は弘前へ行ってハリーポッターの炎のゴブレットを見てきました。
我が子供たちはハリーが大好きですが、なにしろ大館では上映館なくてすぐには見に行けなくてジタバタしてました。子供たちはようやく念願かなったのです。
しかし長い映画でした。3時間、映画で初めて途中でトイレに立ちました。
ハリーもロンもハーマイオニーも大人びてびっくりです。しまもたくましくなって。
今回はハーマイオニーとロンの出番はあまりなくて、子供たちはちょっとがっかりのようでした。

帰ってから、夕食をとりながらクリスマスプレゼントに買ってあげた、宮崎駿の「ハウルの動く城」を見ました。映画尽くしの一日でした。

子供たちがいつの間にか僕へのプレゼントに新しく買ったカメラ「GRDIGITAL」のカメラケースを買ってくれてました。夕食時に出されてとてもうれしかったのですが、残念ながらカメラにはちょっと小さくて、入りません。どうしよう。レシートもらって弘前まで返品にいきますか。

クリスマス大雪

大雪です。昨日は一晩で40~50cmも積もってました。雪片付けで大変。
除雪した雪で道路も狭くなって、危険です。
湿った雪で重く、木や電線にもたくさん積もってます。
でも、そのおかげと言うか、クリスマスらしい雰囲気づくりには一役買ってます。

近くの文化会館(秋田県大館市の)の隣の木々が照明でライトアップされてとてもきれいでした。
思わず車の窓から撮りました。

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GRDIGITAL F2.4 1/4 ISO800 2005/12/23 18:33 

GRDIGITALは小さいので何時でも持って歩いてます。撮る気にさせるカメラです。

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大雪とクリスマス



今夜の我が家から見た窓の外です。12月16日でこの雪は、いままでなかったことです。クリスマスの頃にこのようになるのは歓迎ですが、今は早すぎます。

妻が生きていた頃は、姉の一家がやってきてクリスマスパーティーをやっていました。
外の林の中に小さく個性的な雪灯籠をいっぱい造りろうそくをともして幻想的な雰囲気を楽しんでいました。家では手作りケーキを作って、途中でクリームをペロペロなめたりして、とても楽しく過ごしました。玄関の外には靴下のかたちにしたイルミネーションをぶらさげたり。
あれからもう4年も経ちます。当時まだ小学生だった子供達ももう高校生と中学生。妻が逝ってから、クリスマスの飾りもなしで過ごしてきましたが、そろそろふっきらないといけないかなと思うこのごろです。

命日

今日は妻Naokoの命日です。三年前の今日の深夜、0時19分 妻は43年の生涯を終えました。
今でも朝目が覚めてから夜眠るまで、一人になった時は妻のことが頭の中にスッと入ってきます。いつでも会話してるような感じです。そのせいか、未だにいつかまた会えるような気がして、残して行った衣類や本は手つかずにそのままになってます。

昨日以前スタッフだったayamiさんから花束が届きました。ayamiさんには妻が入院中に、残念ではありましたが、やめていただいた経緯があります。仕事量が減ったのと妻の看病、家事等で僕が仕事を十分にこなせなくなったためです。ayamiさんはその後実家のある青森に帰りました。妻の命日を忘れずに遠くから花を送ってくれたことに、とてもうれしく思います。Naokoもきっと喜んでいるでしょう。

当時中一だった長女は高校生になり、小学6年だった二女は来年高校受験です。早いものです。
思春期を迎えた娘達にとって母親がいないということは、いろいろ困ったりしたと思いますが、なんとか自分達で乗り越えてくれました。これからもそうだと思います。

一昨日から雪が降り続いて、大雪となっています。お墓に行きたいのですが、この雪では行けないかもしれません。土曜日にでも娘達といこうかなと思います。

得して損をする。

2週間ほど前こんなことがあった。
ある人から、ちょっと相談があるのだが と声をかけられた。

ある人と言うのは数年前、某工務店が住宅の営業をし、僕にその住宅の設計を依頼してきて、そのある人の家を何度も打合せを重ね、図面がだいたい出来、某工務店で見積りも出来さあ契約、と思った矢先
「東京にいる息子がこまったことになり金がいるため、住宅を建てられなくなった。」
といって突然立ち消えとなってしまった。
それまでかかった費用も不幸があったしいからと、雀の涙の金額でおしまいにしていたら、なんと、数カ月後偶然その土地の前を通ったら、別の工務店でほとんど設計した家とおなじ物が造られていた。

その人なのである。
当時、煮えくり返るほど腹を立て、訴えてやろうかとも思ったが、争いごとに巻き込まれるのはいやなたちなので、結局そのままになっていた。

その人が、なんの話しかと思ったら、

家が寒いが、ホームセンターで売ってる窓に張る断熱シート張れば効果が上がるかと聞くのである。
よくもずけずけと聞けたもんである。

ばかばかしくて答える気にもならなかったが、そんなもので効果が出るとは思えない旨話し、さらにその人が話すには、オール電化で建てたが、建てた当時から室温が15°ぐらいしか上がらず、ホットカーペットなどでしのいできたらしい。

おそらく、後から来た別の工務店が、たんにその某工務店より数十万安く請け負うからとの話しに乗ったのであろう。

家は出来てしまえば何十年も住むことになる。ほんのいっとき設計料と工事費数十万得をしたと思っても、冬が来るたび寒い思いをし、改修にも大金がかかることを考えると、
大損したことになるだろう。

建築家

建築家と建築家ではない設計屋との違いはどこか。この問題について確信的な違いを見つけた。

それは、

建築家はユニットバスを使わない。建築家ではない設計屋はユニットバスを使う。

まさかと思うなら、建築家の作品が乗っている雑誌を見てみればいい。浴室は決まってガラス張りの風呂で、ユニットバスではない。

この論理から、僕は建築家ではない‥‥‥‥‥!?

 子供を絶対造らないときめてるお金を持った若い夫婦が依頼主の場合、僕もガラス張り風呂を提案するかも。その時は建築家になる。。。。。。。。?

カメラ2

以前愛用の一眼レフカメラが壊れたことを書いたが、その後デジタル一眼を買おうと思っていた。がここに気になるカメラが登場した。RICOHのGRDIGITALだ。
小型デジカメであるが、広角単焦点レンズ搭載で、フィルムカメラでもプロのサブマシンとして非常に人気があったらしい。そのデジタル版だ。

どうしようか悩んだあげく、小型である点と写すのは建築と我が子供達ぐらいなので広角単焦点で十分と思い、GRDIGITALにした。

が、現物が無い。田舎のこと故置いてる店がないのだ。今年10月に発売されたばかりとはいえ、弘前や秋田市まで足を延ばしたが、ないのだ。

ネットで調べても品薄でどこも在庫がなく、結局ネットで注文してから、二週間以上待ってようやく来た。

ほとんど使い捨てカメラなみの大きさで、へたすれば安いデジ一(デジタル一眼)に近い値段の物を、現物も見ないで買うのは勇気がいったが、田舎のカメラ屋に出回るのはいつになるか皆目分からないため、思いきってネットで注文した。

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この大きさである。薄く軽く、じつに持ち運びには便利である。
写りはかなり気に入った。小型デジカメにありがちな湾曲するゆがみがまるででない。以前から持ってるデジカメと比べてじつにクリアな印象の写真が撮れる。

その他オプションでワイドコンバージョンレンズをつけると21mm(フィルムカメラ換算で)の広角になる。デジ一でこれだけの広角をそろえるとなると本体レンズ合わせて15万は覚悟しなければならないのにくらべると、ずいぶん安く手に入ることになる。

デジ一より持っててなんか優越感にひたれるような気がする。
けどなんで大きさ比較が便秘薬なんだ!?

耐震偽造問題

今明かされる建築業界の体質!ってな感じですね。まったくびっくりです。
姉歯建築士 恐くなかったんでしょうか。

この報道を聞いた時、最初はきっとどっかから圧力がかかって仕方なしにやったんだろうなと思ってました。だってなんのメリットもないもん。姉歯さんにとって。
ふつうの建築士だったら、自分の設計した建物がちょっとした地震でガラガラと崩れて、死者が出たなんてことを、想像しただけて恐ろしくて、どっちかというと安全側に行きたくなると思うのですが。

でも連日の報道に出てくる姉歯建築士を見ているうちに、もう神経が麻痺してしまってるんじゃないかと思うようになりました。

最初はどっかからもっと鉄筋量を減らせないかとしつこく言われ、しょうがなく計算書を偽造し、元請けの設計事務所に出したら、そのまま確認に出され、そしてそのまま確認が通ってしまった。
本人(姉歯建築士)おいおい!いいのかよ!と思いながら、次もまた、前の調子で頼むと言われ、またやってしまい、また通る。

そんなことを数回重ねるうちに、神経が麻痺してしまったんじゃあないかと。
でも絶対恐かったはず。びくびくだったはず。誰か止めてよ、と思っていたのじゃないかな。

最初報道陣の前に姿を現した時、検査機関もなにも見て無いじゃないかと、開き直ったような態度は、最初の段階でひっかかってればこんなことにはならなかったのにと思う心と、心のどかかでほっとした部分があったんじゃないかと

かってに想像してます。違うかもしれません。

青森県立美術館見学

 ログイン出来なくなったり、写真のアップロードが出来ず、ずいぶんご無沙汰でした。

青森県立美術館の見学会に行ってきました。美術館の開館は来年(18年)7月だそうですが(コンクリートからでるアルカリ等を中和してから)建物は完成したので見学会が催されました。
いま乗りに乗ってる青木淳さんの設計です。くわしくはこちらをごらんいただくとして、
自身の感想は、ひさびさにふるえました。す!ご!い!。
写真を撮ってきましたが、なぜか画像をアップロード出来なくなり載せれませんが、へたな写真より他の方のいい写真をみてください。
なにがすごいって、土壁風こげ茶の壁、床とホワイトキューブの真っ白空間が平面的立体的に入り乱れて、平面図を見ながら回ってもいったいどこにいるのかさっぱり解らない複雑きわまりないことです。
どうやったらあんなややこしい空間を創造出来るんでしょうか。
そして、徹底したなにもないフラットディテール。
エレベータに乗るのにもボタンさえありません。
そして、ホワイトキューブの床壁天井の真っ白さ。浮遊感というのは建築家が好んで使用する言葉ですが、実際こう真っ白空間だとほんとに足元がふらつく感じで、少々気持ち悪くなってきました。
エレベーターの中さえ真っ白で、すべてフラットです。
そして地下2階にあるアレコホールの高さ。なんと19Mだそうです。普通の住宅の高さにしたら6階建てぐらいになります。そしてその一部の壁が床下にどーんと下がって1階にあるシアターと一体になるというとてつもないものです。
全体からディテールまで、青木さんという建築家のビリビリしたパワーが感じる建物でした。
開館したら、子供達を連れて行ってみたい建物です。

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