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秋田県縦断

横手に行ってきた。今度設計する事になった家の一回目のプラン提出と市役所で新築に関連することを調べるためです。

行きは日本海側の能代に出てそこから秋田自動車道に乗った。能代もすごい雪だと聞いていたが、大館から比べると全然少ない。こんなんでさわいでるんかい!ってな感じ。
道路は殆ど雪がなくて、天気も良く快適なドライブだった。

で、横手。3時間ぐらいで付き、予想4時間より大幅に早くついた。
さすがにすごい雪!!こっちは大館なんて目じゃないぐらい多い。
除雪したり、屋根から落ちて積み上げられた雪じゃなくて、平地にただ積もっているところで、2m近くある感じ。
広い敷地にただ掘っていくだけで簡単に迷路が造れそう。
横手といえばかまくら。市役所の前の道路でかまくら造りが始まっていた。かまくらはいつだっけ?

ところで横手市役所の職員の方は皆とても親切だった。行ったのがお昼近くになってしまい、水道課で水道の位置を調べてもらったが、食べてる途中のラーメンをほっておいて30分近くも掛けて調べてくれ、いやな顔一つせず対応してくれた。ラーメン完全に伸び切らせてしまい、ごめんなさい。

帰りは予想より早く帰路につけたので、思い切って秋田県の真ん中を通ってる国道105号を通ってきた。秋田県南から県北まで縦断だ。山道なので雪がさぞ多いかと思ったら、こちらも殆ど雪のない道路だった。いかに除雪をがんばってやってるか、お金を掛けているかが分かった。
とはいえ、山道では雪道部分もあり、下り坂のカーブを曲がりきれずに雪の壁に突っ込んでしまった。運転していたのはスタッフのO君。若いから飛ばしすぎる。
まあ、車は錆びて穴の開いたボロ車だから多少へこんでもどおってことないが。
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新月に伐採した木

今「木とつきあう智恵」エルヴィン・トーマ著 宮下恵子訳 という本を読んでいる。
この本は「新月の時期に伐った木は(それも冬の)良質で長持ちする」ということを教えるものだ。まだ途中までしか読んでいないが、本当だとすると面白い。

オーストリアの古い言い伝えらしいが、それを製材業者として様々な観点から検証し、1996年に出版して、ドイツではベストセラーになり、その後チューリッヒ大学で研究が行われ、その内容が正しいとされ、今ではオーストラリアの森林局が「新月の木」かどうか木材の証明書に明示するようになっていると、表紙の裏書に書いてある。

日本にもNPO法人 新月の木国際協会があり、普及活動と研究が行われているようだ。

冬の新月に伐採した木は、カビ、腐食、害虫に強く、割れ、狂いが生じにくいとのことである。防腐剤や塗料を使わなくても長持ちするならこれにこしたことはない。

ただ、あまりに伐採時期が限られているので、数量確保という点ではどうなんだろうと思ってしまう。冬の新月の日といったら数日しかないと思うが、この木は「新月の木」だなんて証明書がついたらプレミアムがついて、ものすごい高価なものになってしまわないだろうか。
それが心配だ。

でも使ってみたい。

古民家とメーターモジュール

今築130年以上の古民家を一旦解体して再構成しての立て替え工事をやってます。
建て主さんの話では明治2年に最初に建てられたとの事。
この建物のモジュール(基本間)が今の寸尺でいくと約6尺3寸、
メーターにすると1.914mが一間になる。
昔の人は今より小さいので「起きて半畳寝て一畳」でちょうどよかったのだと
思っていたら、一畳が今より大きかった。
今流の住宅のメーターモジュールに近い大きさで建てられていたことになる。
いったいこれはどうゆうことなんでしょう。
もしかしたら、一般的には6尺(1.82m)モジュールだったが、少しお金の
ある家は6尺3寸モジュールぐらいに大きくして権力を誇示したのか。
あるいはこのあたりでは大工さんのつかっているスケールが6尺3寸=6尺で
表記されるようなもともとのスケールが違ってあったのか。
はっきりとは分かりません。大工さんに聞いてもはっきりした答えはありません。
市内の古民家の調査でもやらせていただくか、何件も民家改修の設計依頼を
してくれれば少しは分かると思いますが、
どなたか知っている方がいたら教えてください。

しかし、この現在のモジュールにあわないことが現場では実にいろいろ
こまってしまってます。
今は殆どの資材が規格化されてるので、規格にあわないものは高く尽くし
その前にモノがすぐにはそろわないんです。

それにしても今の日本人の身長やバリアフリーの観点からもはやく
メーターモジュールになってくれないかなと思います。
今でもメーターモジュール建てる事は可能ですが、可能というだけでまだまだ
不便です。

今がメーターモジュール全盛時代だったら、今やってる民家改修も
もっと楽だったのに。

無題

ブログのテンプレートを変えました。以前見た人から字が薄くて読みにくいといわれていましたので。
でもなかなか気に入ったデザインのものってないんですね。
このブログのテンプレートだけじゃなくて、いろんなものが。
自分のホームページも実はイマイチだな~と思ってるんですが、今使ってるホームページ作成ソフトは簡単なもんでそのままです。
結局楽にできるものは、そこそこしか満足出来ないですね。というより、いやだな~と思って使ってるからストレスがたまります。たまってもそれを変更となるともっと大変だからそのまま。

これは家造りにも言えると思います。普通工務店やハウスメーカーに頼むとあっという間によく見かけるような1/100ぐらいのプランを持ってきて、それを2~3社比べてみて、決めちゃうでしょう。でもって、あっという間に契約して着工。細かなところなにがどうなってるか考える間も暇も与えない迅速さで、施工者主体で物事が進み、楽が出来ます。

それが設計事務所なんかに頼むと、想像もしなかったようなプランが出てきて、それからやたら時間がかかって、しかも細かな棚の位置や色や素材や、いろんなものをこんな感じでどうでしょうかを問われ、しかもなんか近くで出来た家とは違うようなものばっかりで、よくわからない。もう疲れてしまう。

どっちがいいんでしょうね。結局は住む人、使う人の気持ちの問題、考え方の違いなんですけどね。

僕のホームページはいずれまた全面変更になると思います。

妻の誕生日に思う

今日は亡き妻NAOKOの誕生日です。S34年1月9日生まれ、生きていれば47才になっていました。
ささやかですが、花とケーキをあげました。

元気だった頃はいったいどんな誕生日を過ごしていたか思い出せません。
せいぜい日ごろの食事の支度を開放してあげるために、外食にしたぐらいでプレゼントもたいしたものをあげてなかったと思います。
記憶にあるのは、プレゼントに大きめのフライパンが欲しいといって、弘前まで買いに行った事です。貧乏でしたので(今もですが)そんなささやかなものしか買ってあげれませんでした。
今になって悔やまれる事ばかりです。

人間失ってからようやく失ったものがいかに大事だったかに気がつくんですね。悲しい事です。
皆様も奥様、旦那様を大切にしてください。

話は変わりますが、妻は鼻に出来た悪性リンパ腫が原因で死亡しました。
実は21才の時に同じ病気を患ってますが、20年以上たってからの再発は考えられないと、医師たちはいいました。
しかし、再発しました。何らかの引き金が引かれ、他の部分より感受性があったために再発したのではないかと思います。

では何が引き金になったのでしょうか。

数カ月前に読んだ船瀬俊介著の「やっぱりあぶないIH調理器」が引っかかります。
この本ではIH調理器から放出される電磁波でガン増殖リスクが最大24倍になると紹介しています。
我が家はオール電化ではありませんが、調理器は掃除がしやすいからと電気を選択しました。建てた平成7年当時はIHタイプよりハロゲンタイプが主流でしたが、なにしろ高価でした。我が家のはクイックラジエントというタイプです。IHではありません。

ですが、ガンは鼻に出来たのです。調理は鍋をのぞき込んだりします。
たぶん、この調理器からも電磁波は出ているでしょう。となると、最も電磁波の影響を受けるのは、顔面だと思います。

もちろんこれが真実かどうかは誰も分かりません。もっと他の例えばストレスとか、食事とか考えられるのはたくさんあります。様々な要因が複合的に重なって再発したとも考えられます。
しかし、引き金の一つの要因になったのではと思ってしまいます。

ただ、この本に書かれている事をすべて鵜呑みにすると、今向かっているパソコンも使えなくなるし、ほとんど家中の電化製品を家には置けなくなってしまいます。

電磁波等の健康への影響を、もっと突き止めてほしいと思います。
第二のアスベストにならないように。

屋根の雪

しつこく雪の話です。
昨日の新聞に大館市の積雪量が5日発表の97cmは計測ミスで実際は107cmであったと出ていました。

5日に雪下ろしのため我がアトリエ兼住宅の屋根に上って計ったら約120cmでした。
同じ大館市とはいっても計測地点の場所や環境によって違いは出ると思うし、こちらは屋根の上で、大館市の発表の根拠となっているところは地面で計測しているので、違って当然でしょう。地面には地熱がありますから、特に初期に降った雪は地熱で解かされてしまう部分があると思います。

ここで、「ほうほう‥」と思ったのは、我が家の室内の熱がほとんど全く屋根上に出ていないな!という事です。年末年始を除けば、ほとんど毎日室内温度を22°ぐらいにしています。にもかかわらず、屋根の雪が全く解けていないから降った雪がそのまま積もっていたわけで、室内の熱によって屋根の雪が解けていない証拠です。

我が家は平成7年に建てられました。屋根の断熱材はグラスウール150mmです。その上に30mmの通気層があります。屋根勾配は南側のルーフウインドウがついている部分を除いて7/100です。このような緩い勾配では断熱が悪く室内の熱で屋根の雪が解かされると軒先近くでスガモレを起こす危険性が大になります。

築10年でも断熱性能に変化はなかったことになり、ひとまず安心。
なんてへんなことに頭がいってしまいました

屋根の雪下ろし

昨日に続いて今日は屋根の雪下ろしをした。屋根に上がって驚いた。
なんと胸近くまで雪が積もっている。計ってみたら1.2mあった。

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この積雪荷重はいくらかというと、ここ大館は多雪地域にしていされているので、一平方メートルあたり、1cmの雪で3kgで計算することになっている。したがって120cmだと一平方メートル当たり360kgになる。
我がアトリエ兼住宅の屋根面積が約55平方メートルなので、なんと19.8tもの荷重が家にかかっていたことになる。
天気予報だと今日も一日大雪だったが、幸いにして今日は降らなかった。今日も昨日並に雪が降っていれば、かるく1.5mを越してしまっていた。当地の設計上の最深積雪量は1.5mであるが、このままいったら間違いなく最深積雪量の更新になってしまう。
潰れる家なども出てくる可能性がある。
車で走っていて、大丈夫かな~と思う家がたくさんある。

皆さん、屋根の雪下ろしお早めに!

今日は町内の各家々で雪片づけに追われていた。
向かいの道路に何人もの人が出ているのがわかりますか?皆雪を運んでいるんです。
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今日の新聞に大館市で昨日午前7時からの9時間で55cmの積雪を記録したと出ていた。

雪と格闘した二日間であった。明日は体中が痛いだろうな!

大雪

というより豪雪だ。ここ大館は尋常じゃない雪の降り方です。今日一日除雪におわれました。
朝7時過ぎとお昼前、それぞれ20cm以上積もってたので除雪しました。そして実家の除雪にも行き、帰って夕食の後片づけが終わってから3度目をやりました。お昼前に綺麗に片づけたのにもう50cmも積もってました。
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分かりにくいかもしれませんが、ひざ上まで積もってます。
昔見たアメリカ映画、ハリケーン「マリーナ」だったと思いますが、あれを思い出しました。
今日は官公庁の仕事始めのため除雪の要請が遅れたのか、それとも除雪業者がまだ正月だよと言ってすぐに対応してくれなかったのか、午後遅くになってようやくローダーなど除雪車が動き始めたようで、まったく遅れてしまい、市内各所大変なことになってました。あっちこっちで動けなくなる車続出で、かくゆう僕も何度かやばいことになりました。

結局我が家の除雪は夜中11時過ぎまでかかっても終わりませんでした。

新年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。
ことしもよろしくお願いいたします。

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