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吹奏楽コンクール

昨日29日、吹奏楽コンクール秋田県大会が秋田市県民会館でありました。娘達二人もそれぞれの高校から出場しましたが、どちらも銀賞で残念ながらさらに上へは進めませんでした。親馬鹿かもしれないけど、二人の高校共とても良い出来だったので、せめて金賞にはなれたんじゃのいのと、少々不満です。せめて金賞というのは、吹奏楽コンクールでは出場校全体を約1/3づつ金賞、銀賞、銅賞のどれかに振り分けます。そして金賞の中の2~3校が次の東北大会に進めます。だから、東北大会へ行けなくてもせめて金賞なのです。両校とももちろん上を目指して相当がんばってきました。もちろん他の高校も負けないぐらいがんばってきての戦いです。地区大会の時はオレらシロウトでも少しは「あ!この高校うまいな」とか思いましたが、それを勝ち抜いてきた県大会ともなると、レベルが高くてどの高校も同程度にしか聞こえません。審査員はなにを基準に審査してるんだろうと思ってしまいました。まさか‥‥わけわかんないから‥‥鉛筆でも転がして‥‥まさかね。

いえ、まったく冗談で、審査員は大変です。一日中似たような演奏を真剣に聞き分けなければならないので、相当な体力と集中力が要求されます。それが3日間も続くんですから、ほんとご苦労様です。

それから、下の娘の高校は昨年東北大会も通り越して東日本大会まで進みました。(生徒が少ない小編成の大会は全国大会は無いようです)高校始まって依頼の快挙だそうです。それが、顧問の先生が替わった今回、全県大会で金賞も取れず銀賞では、先生も責任を感じているのではないでしょうか。指導者もほんと大変です。運動の大会だったら相手と直接やりあって、勝った負けたとはっきりするような気がしますが、音楽や絵のような芸術系のものは審査員一つで決まってしまいますので、いろいろ遺恨が残ったりします。時には審査員の方を審査したくなったりします。

あ、いえ、今の吹奏楽のコンクールのことではないですよ。つい、建築のコンペやプロポーザルのことに考えがいってしまいました。今、昨春出来た新富広美術館の「コンセプト&ガイド」という本を読み始めていたので。

新富弘美術館は小さな村で行なった国際コンペとして、建築の世界では話題の建築です。審査過程もオープンにされ、勝ち取ったヨコミゾマコトさんのアイディアがとてもユニークかつ面白いもので、注目してました。まさに建築家が建築家を審査し選び出し、実現したケンチクです。気泡のような丸い平面がくっつきあって外観は真四角になった美術館で、妹島和世+西沢立衛のSANAAが設計した金沢21世紀美術館の逆パターンのような建物です。こっちは四角の部屋が寄り集まって、全体は丸という、ただそれだけで逆と言ってるだけで、コンセプトなどは全く違うんですけどね。
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冷夏?

今日はもう7月26日。夏真っ盛りなはずですが、ここ大館はぜんぜん暑くない。特に夜から朝方は寒いぐらい。日中セミも鳴いてません。夕方はヒグラシが鳴いてますが、日中ジージーとうるさいいかにも夏らしいアブラゼミの声はまったく聞こえません。
梅雨もまだ明けてませんが、梅雨が空ける前に秋が来そう。

なんだか不気味です。

農作物は大丈夫でしょうか。野菜やくだものがますます値上がりするのではと、主夫としては気掛かりです。

大雨の被害が各地で出てます。
異常気象でしょうか。その原因の一部は間違いなく人間にあります。

上町の家

の軸組の組立が始まりました。最近の当事務所の標準になった地元の杉の4寸柱と杉の梁を使用した住宅です。Q値(キューチ:熱損失係数)0.97の高断熱で暖房費を抑えた設計になってます。だいたいこういった高断熱の場合、総二階にして外観的に単純化したほうがいろいろ有利ですが、敷地の大きさなどから1階の大部分を車庫が占め、2階で生活する間取りで、スキップフロアや冬だけ風除室、物置などが結構複雑に入り組んで、いったいどこで断熱ラインや気密をとるか、頭を悩ませる設計となりました。
出来てしまえば特別斬新と言う風でもなく普通の家となりますが、実際はややこしい住宅です。が、大工さんは面白いと言ってくれ、今時面倒なことはやりたくない大工さんが多い中、その姿勢は実にたのもしく、信頼できるものです。

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2階部分。奥が一段高いスキップフロア。下に防湿シートがあるのは、下が車庫で、この床下に断熱材がたっぷり入る為。

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秋田スギと触れ合うイベント

昨日22日「近くの山の木で家をつくる会・大館」と「秋田スギネットワークたかのす」が合同で行なったイベント「親と子の木工教室」が大館市の県北木材センターでおこなわれた。木工教室というと、小さな木を使って小物を作るイメージがあるかもしれないが、なんと原寸大の家の軸組を造った。
といっても、3坪(6帖)の家だが。午前中3坪ハウスづくり、午後ウッドボックスと時計造りをおこなった。予想以上に多くの子供達が来てくれ、けが人もなく終了することができて、開催したこちら側は一同ホッとして、大成功に来年以降も継続するよう誓った。

AM10:00集合。説明を聞き開始。
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まず土台を運んで組立。ヘルメットをかぶってる方は、補佐で参加してくれた太田建築工房の現場監督さん。二人とも元大工さんで今回の強い見方。
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土台が出来たら、柱を運んで柱建て
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柱が建ったら、今度は重い梁を運んで
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梁から上の組立は大人。カケヤを使って梁を落としているのは、県北木材センターの田中さん。
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一番高い棟は本職の大工さんにお願い。
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棟が上がったら、屋根垂木を運んで屋根組
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そして、壁のスギのパネルを入れて
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完成。みごとな家の軸組が出来ました。
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そして上棟式。もちまきならぬ菓子まきをおこないました。
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みんなで記念撮影。
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午後の木工教室にはさらに参加者が増えて大賑わい。
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親子で真剣に時計をウッドボックス造りに励んでました。
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これが完成品。‥‥‥‥のはずの写真を撮りわすれてしまった。ドジ!

とてもりっぱなスギの間伐材で造られたウッドボックスと時計です。
ウッドボックスにはドイツの天然塗料プラネットカラーを提供していただき塗装しました。
提供者の東北通商の大縄さんがわざわざ秋田市から駆けつけてくれました。

終わって帰る時小さな女の子が将来大工さんになると言っていたそうです。よっぽど大工さんがカッコよかったんでしょうか。

参加してくれた皆さん、ご苦労様でした。

みんなで、地元の木を愛して使っていかなかれば、山を持っている方、その山の木を切ったり、製材したりする生産者の方がいなくなってしまいます。そうすれば山に手入れ出来なくなり山が死んでしまいます。
輸入材ばかりに頼らなくても、この秋田は見渡せば山と木ばかりです。出来ればもっと多くの工務店が参加してほしいし、家を建てようとする方も是非、地元の木を使ってと言ってほしいと思います。

家事三昧

先週、先々週の土日は出かけてばっかりだったので、この日月の連休中家事に専念となった。主夫にとって土日が普段出来ない家事の日なのだけど、だいたい土曜日は仕事、日曜日が家事にあてられるが、その日曜日に出かけてしまうと次の週まで持ち越してしまい、今回のように2週続くと、結構いろいろやることがたまって大変。

昨日日曜日は外の草刈りをした。何しろ雑木林のはじっこに建っている家だから雑草があっという間に大きくなってしまう。昨年冬に廻りの木が殆ど全部切られる前は、これほどひどく雑草が大きくなることはなかった。大きな木々が影をつくって雑草が生えにくかったのだろう。木を切った途端状況は一変した。みるまに家の近くまで雑草が巨大化して押し寄せてくるのだ。前はナイロンカッターがついた電動の草刈り器で刈れたが、これはやわらかい草しか切れない為、ヨモギなどの茎が固いものは切れない。いまはそんな雑多な分け分からないものばっかりで、ナイロンカッターでは殆ど切れなくて、仕方なく鎌で手で刈った。

今日は子供部屋の片付けと子供達の夏服と冬服の入れ替え。もう高校生の娘達だから、自分でやらせろと皆から言われる。もちろん日々片付けろ、服を仕舞えと言ってるが、部屋の中は足の踏み場もないほどに散らかし放題。服も洗濯したものを片付けろよと言って、部屋に置くが、そのままで、引き出しの中に仕舞うことさえしない。引き出しの中には冬の服がそのままで、仕舞うスペースがないのだ。それでいて、暑くなって着る服がないなどと言って、新しいのをほしがる。
業を煮やして今日の一日がかりの作業となった。

よくあんな汚い部屋に生息していたなと思った。躾が出来ていないな~!

店舗改修工事中

少し前「なが~い打ち合せ」で書いた某店舗の改修が急ピッチで進んでいる。
なにしろ既存の建物を出来るだけお金をかけないでとの要望に遠慮して図面を仕上げたが、ようやく着工するとなってからオーナーが図面をよく見て、あれこれ変更することになり、工期は短く設定されたまま、着工してから図面変更しながらの工事となったものだから、現場はどたばたである。
まあ、店舗工事なんてだいたいそんなものだが、それにしても、図面変更と工事が同時並行というのもスリルである。
現場監督さんは若い方でがんばってくれているが、工期に間に合うかどうかギリギリだ。もっとも、店舗設計会社に就職した同級生達は、若い頃連日徹夜が続いて、残業200時間越したなどと言っていたのに比べるとまだ余裕があるかも。

設計監理

当市にこんど建設される保育所の最初の担当者会議が今日あった。最近の公共建築では設計者と工事監理者が別々にされる。この保育所もその例に倣って別々で、設計者選定のプロポーザルで当方は負けた。したがって設計は出来なかった。工事監理者選定は入札が行われ、まったく想定外だったが当方が落札してしまった。想定外というのは、これまで当市で行われた設計関係の入札ではあり得ないぐらいの安値で同じような業者が落札し、今回も同様だろうと思っていたからだ。ならば、入札に参加しなければいいようなものだが、設計したのが当方と同じ高気密高断熱の団体新住協のメンバーで、市の入札公告でも高気密高断熱に熟知していることが条件だった。設計者は監理者にはなれないし、当市にはあと新住協に参加している設計事務所はない。だったらおれしかいないだろう と思ったが、しかし現実は安値優先だから落札できないと思ってもいた。それがなんと、今回の入札から安すぎる札をいれた業者は失格となってしまった。で、おもわず監理が転がり込んできたわけだ。

それにしても、設計の入札といい、設計者と設計監理者を別々にすることといい、まったくばかげたことばかりだ。

設計という行為は創造性や芸術性、技術的な面、さまざまな要求をまとめなければならないものなのに、入札という「安くやりますよ」と言った人が設計するというのは、はっきりいってどうでもいいものを設計しろと言っているようなものだ。それを公共施設にもとめていることになるのだ。

設計者と設計監理者を別々にするというのも、設計図面という紙では伝わらないさまざまなことが現場ではでてくるものなのだ。そして、その設計のすべてを最初から理解しているのが設計者なのに、工事が始まると出てこれない。これでは現場を間違いがないように導くことは出来ない。建設する業者も別に選ばれた監理者も図面をよく読み込んで設計者の意図を理解しようと務めるが、設計者の頭の中までは読めない。
建物が出来る前にその空間全体を最も理解しているのが設計者なのだ。そして設計者であっても完璧に完成形を想像することは不可能なことなのだ。だから、設計したものが設計監理まで行なって、こまかな調整を行ないながら、より良い建物に持っていくのが本来の設計だと思うのだが、世の中どうなってるんだか、おかしな方向にばかり進む。

熱い戦いと、暑い部屋

昨日は、娘達の吹奏楽コンクール地区大会がありました。二人の学校、共に県大会へ駒を進めることが出来ました。といっても、二女の高校は昨年東日本大会まで進んだので、シード校となり、地区大会どんなにへたくそでも県大会まではいけるということで、発表で「金賞!」と言われても、きゃーとか盛り上がることもなかったようです。
各中学高校の演奏を聴いていて思ったのは、このコンクールの成果というのは生徒の技量より、ほとんど教える先生の技量で決まってしまうのだろうということです。こりゃ先生の戦いだなというのが正直な感想。
ところで、今日は暑かった。今も暑い。我家の居間の照明はみんな電球の為、夏は暑くて大変。電球だけで400Wぐらいあるので、電熱器を炊いているのと同じようなもの。
我家で経験しているので、設計する家はほとんどが、蛍光灯と電球の組み合わせにしている。蛍光灯ばかりじゃ色が良くないし、電球ばかりじゃ夏暑いので。住宅の照明もなかなか難しい。
今、1階の台所付近の温度は30度近くを示している。暑いはずだ。そして、地下はというと24度にもなっていない。6度もの温度差がある。吹抜けで繋がっているのに、この差。
地下は涼しい。地下は冬は暖かく、夏は涼しく実に快適だ。つくづくもっと地下室を大きく造れば良かった。

小坂町康楽館

昨日から十和田湖に近い小坂町にある日本最古の芝居小屋「康楽館」で中村勘三郎の歌舞伎が始まりました。見たかったのですが、残念ながら入場券を入手出来ませんでした。今日の朝刊に勘三郎さんのコメントが載ってて、仕事はたっぷりあったのですが、どうしようもなく行きたくなって、行ってきました。悪い癖です。
小坂の明治百年通りは実によく整備されていて、いつ行っても感心しますが、今日は特に雰囲気が盛り上がって、つくづく見れないのが残念でした。

康楽館入り口前です。もしかしてひょっこり勘三郎さんが顔でも出さないか期待してましたが、やっぱり無理でした。

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歌舞伎座のトラックです。
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康楽館前の明治百年通りは、旗がいっぱい。
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この水路がまたいい
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そして通りには康楽館とともに国重要文化財に指定されている鉱山事務所も移築されてあります。
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通りにはこんなお花畑も。
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こんな彫刻も。奥はマリア園
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通りのハンギングバスケット。まるで、ヨーロッパか、カナダのバンクーバーみたいです。
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そして、康楽館と花を写真に撮ろうとした時、ふと視界に入った人が。その瞬間ザワッとして鳥肌が立ちました。え!ナニ!誰!‥紀信だ!
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なんと、あの超有名な写真家の篠山紀信さんが、目の前にいたのです。
写真を拡大してみると変な顔してますが、まちがいないと思います。
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帰る為にタクシーに載るところでした。きっと、勘三郎さんの日本最古の芝居小屋での公演を撮りに来たのでしょう。今帰るとすると、昨日の公演を撮ったのかもしれません。それも見たかったな。
タクシーにスタッフらしい若い人が大きな三脚らしきものを積むところでした。後ろのトランクには大きな器材が入っていました。

ところで、この明治百年通りは実に良くできていて、この通りを大きく育った木々が取囲んで、現代的な家並みや、電線などほとんど見えません。無理にここだけ隔離したような感じもなく自然に別世界です。小坂町は十和田湖とセットですばらしい観光資源を持っています。

ナガ~イ打ち合わせ

今日は朝10:00から夕方6:30過ぎまで某改装店舗の打ち合わせをしていました。途中お昼に40分ほど出ただけで、後はずっと。8時間も続いた打ち合わせなんて、働き始めてから30年ほどになりますが、初めてです。それにしてもオーナーの方の粘り強さというか、やる時はやっちゃうというすごさに圧倒されました。忙しい方で、打ち合せ中も始終スタッフの方がいろいろな指示を求めて来ますが、それに答えながら、ずっと集中してこちらの懸案事項、決めなければならないことを真剣に考えるようすには、ただただ脱帽です。
まだ若い?おれの方が疲れて、途中あくびなんかしてました。

どんな物件かはいずれホームページで紹介すると思います。

モブログの利用法

このブログでは時々分け分かんない画像が出てきて、1日程度で消滅したりする時がありますが、それは、このブログサイトをメモ帳代わりに使っているだけですから、気にしないでください。
って「いったいなんのこっちゃ!」

解説すると、ケイタイから画像付きのブログを登校することが出来ます。それをモブログと言います。その画像はブログのサイト(ここではFC2ですが)に保存されます。それを利用して、これ忘れないでおこうと思うものを写真で撮ってメールで画像を添付して送ります。で帰ってからブログを確認し、必要ならそのサイトから自分のパソコンに画像を取り込みます。メモ帳代わりにも使えますし、デジカメを持ってなくても色などの画像でなければ伝えれないものを実にお手軽にパソコンに取り込むことが出来て便利です。

そんなわけで、分け分かんないブログがあっても気にしないように。
皆さんもやってみたら。