大館の建築 桜櫓館
桜櫓館は市役所の近く、大館郵便局の北側にあります。郵便局が建てられるときに曳き家したとのことなので、元々は現在の郵便局あたりにあったのでしょうか。そのためか、玄関前が郵便局の北側に近く、少々窮屈な感じです。
外観は全体は和風ですが、東側に突き出た洋室部分だけが洋風です。それでいてなんの違和感も感じないのはこの建物のプロポーションの良さからくるような気がします。最も特徴的なのは2階の屋根から突き出た四方窓の小さな展望室です。
東側の入り口付近から(写真はクリックすると拡大します)

近寄ってみると突き出た洋室部分の窓などの細部がとても奇麗です。

玄関前。

玄関を入ってすぐ右の洋室の天井。

至る所にこのような繊細な組子があります。

玄関から左側が縁側になってます。この縁側に使われている長~~~い一枚板の床材や梁、長押など、いまではなかなか手に入らないものばかりです。

これが2階から展望室へ行く階段。巾40cmほどの超せまい階段です。

これが3階にあたる展望室。天井は低くて立ち上がったら頭をぶつけてしまいそう。

ここに至る、階段から2階の屋根裏を通ってくるルートは子供だったら喜びそうな秘密めいたものがあります。もしかして建築当初はこれはなくて、工事途中に思いついて無理矢理つけたのではと思ってしまいます。
現在所有、管理されているのは個人の方です。桜櫓館は大館町長だった桜庭文蔵氏の自宅でした。その後株式会社イトウ(大館の建設会社)で所有していたけど経営が厳しくなって、それを大館の文化財を守っていかなければと買い取ったように新聞に載ってたと記憶していますが、いつでも見学出来るように奇麗にされてます。頭が下がる思いです。
最初にプロポーションが良いと書きましたが、この建物は2階建ての上にちょこんと展望室が出ています。その割には背が高いように感じます。現在の一般的な住宅よりは2階部分が高いと思います。それでバランスが良く感じるのでしょうか。屋根は洋風切り妻、入母屋、寄せ棟の混合ですが絶妙な取り合わせで違和感なくおさめてられています。設計者、大工さんの腕がよいのでしょう。昔の日本人にはすぐれたバランス感覚と繊細な美意識があったと感じます。ひるがえって現在の住宅事情を見ると、・・・・美しいでしょうか? 勉強しなくては!!
桜櫓館について詳しくはこちら
外観は全体は和風ですが、東側に突き出た洋室部分だけが洋風です。それでいてなんの違和感も感じないのはこの建物のプロポーションの良さからくるような気がします。最も特徴的なのは2階の屋根から突き出た四方窓の小さな展望室です。
東側の入り口付近から(写真はクリックすると拡大します)

近寄ってみると突き出た洋室部分の窓などの細部がとても奇麗です。

玄関前。

玄関を入ってすぐ右の洋室の天井。

至る所にこのような繊細な組子があります。

玄関から左側が縁側になってます。この縁側に使われている長~~~い一枚板の床材や梁、長押など、いまではなかなか手に入らないものばかりです。

これが2階から展望室へ行く階段。巾40cmほどの超せまい階段です。

これが3階にあたる展望室。天井は低くて立ち上がったら頭をぶつけてしまいそう。

ここに至る、階段から2階の屋根裏を通ってくるルートは子供だったら喜びそうな秘密めいたものがあります。もしかして建築当初はこれはなくて、工事途中に思いついて無理矢理つけたのではと思ってしまいます。
現在所有、管理されているのは個人の方です。桜櫓館は大館町長だった桜庭文蔵氏の自宅でした。その後株式会社イトウ(大館の建設会社)で所有していたけど経営が厳しくなって、それを大館の文化財を守っていかなければと買い取ったように新聞に載ってたと記憶していますが、いつでも見学出来るように奇麗にされてます。頭が下がる思いです。
最初にプロポーションが良いと書きましたが、この建物は2階建ての上にちょこんと展望室が出ています。その割には背が高いように感じます。現在の一般的な住宅よりは2階部分が高いと思います。それでバランスが良く感じるのでしょうか。屋根は洋風切り妻、入母屋、寄せ棟の混合ですが絶妙な取り合わせで違和感なくおさめてられています。設計者、大工さんの腕がよいのでしょう。昔の日本人にはすぐれたバランス感覚と繊細な美意識があったと感じます。ひるがえって現在の住宅事情を見ると、・・・・美しいでしょうか? 勉強しなくては!!
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