6月5日のブログでアーケードとこみせについて書いたが、昨日弘前へ行ったついでに黒石まで足を延ばし、こみせ通りを見に行ってきた。最初探せなくて市内をぐるぐるするうち目に飛び込んできたのが茅葺き屋根のお寺、宝眼寺。山門も本堂も鐘楼もみんな茅葺き屋根で、しかも手入れが行き届いてとっても綺麗で、思わず車を降りて写真を撮った。改めて茅葺き屋根は美しい!
山門

本堂

鐘楼

しばらく市内をまわってやっとこみせ通りを見つけたが、車を止めるところがない。これでまた行ったり来たりして、TMOこみせ株式会社の駐車場へもぐりこんだ。
こみせ通り


通りの両端に造り酒屋があった。そのうちの1軒に超でっかい杉玉が

内部も見せていただいた。まったく昔ながらの生活と商売のスタイルでちょっと感動した。
反対側の造り酒屋。

車を止めたTMOこみせ

ここで食事をとった。メニューを見ると10種類ぐらい書いてあるけど、なんと全部やきそば。
しかも「汁やきそば」(つゆやきそばと言うそうな)なんてのがある。初めてなので食してみる。

うどんのかわりに焼きそばが入っている感じ。味は・・焼きそばそのもの。面が太い。
ここで毎日津軽じゃみせんのライブをやってるという。しかも無料。2時からとのことで少し時間があったので、近所をぶらぶらして時間をつぶして、見た。

客は僕も含めてたったの三人。トークも含めて20分ぐらいと短いライブだったけど、十分に迫力もあり楽しめた。演奏もいい加減ではなかった。これが無料で毎日2回もやってるなんて、ちょっと考えられない。いかに観光誘致に懸けているか、その姿勢にいたく感動した。
北秋田の似たようなところでは小坂町の康楽館があるが、こちらはそれなりの入場料が必要だ。もちろん入場料をとるなんてというのではまったくない。入場料を払っても満足出来るだけのものがある。むしろ黒石の只というのが、それでいいのか!と思っただけ。
こみせ通りは150Mぐらいの通りだろうか。よく整備されてるし、見応えもあったけど、公共の駐車場ぐらいはあれば来やすいんだけど。国重文の高橋家など入っていいものかどうか悩んでしまった。この辺角館ぐらい見せて商売にする姿勢があっても良さそうなと思ったけど、偉そうにコメント出来る立場じゃない。
あと、確か黒川紀章設計だと聞いていた津軽伝承工芸館へも行ってみたが、がっかり。あれはもしかしたら確かに黒川紀章建築都市設計事務所の設計かもしれないけど、本人はまったくタッチしていないな。棟の間に屋根も壁もガラスの空間が2カ所あったけど(暑くて大変)その壁のガラスの止め方がDPG構法のような超高級納まりでびっくりで、こんなちいさなガラス面でわざわざこんな納め必要なの??と思ったぐらいで、あとは見るところほとんどなし。(建物的に)というより、突然の雷と大粒のヒョウまじりの大雨となって良く見ないで帰ってきた。
それより途中の温湯温泉で見かけた旅館。こっちが「おおっ!!』と思った。