fc2ブログ

秋田「家」倶楽部セミナー

昨日25日は第4回目の建築家と語る家づくりセミナー「新しい省エネルギーの家」があり、秋田市へ行ってきた。今回の講師は西方さんと嶋崎さん。広告も出していないのに13名の方が来てくれました。
第一部が西方さんによる 「ポスト次世代型省エネルギー構法の実践」 
第二部が嶋崎さんによる 「次世代の家庭用省エネルギー型設備機器の研究」

西方さんは豊富な知識と資料でエコやバウビオロギーの話と実践した超省エネ住宅の話、そして嶋崎さんは最近の省エネ機器を詳しく調べ丁寧に説明してくれた。二人ともやや専門的すぎたかもと感じた。その後質疑では断熱のことや床暖房と床下暖房についてなどに質問があった。

顔の見える少人数のセミナーなのでざっくばらんな雰囲気で話が出来るので、我々専門家にとっても聞きにきてくださる一般の人にとっても有意義なものだと思う。

次回は9月22日 「自然エネルギーの活用」について西方さん、今井さん、そして私が講師を務めます。どうぞ聞きにきてください。

スポンサーサイト



ゼロダテ終わる

この夏はゼロダテに始まってゼロダテで終わった気がします。準備から昨日の撤収作業までお盆12日から14日までの3日間は私はお休みをいただきましたが、それ以外はずっと関わっていた感じです。いつもなら子供達と海かどっかへ一度は遊びに行くのですが、今年は全くなし。
10日の開始からいくつか写真で紹介します。
(作品の写真撮影は禁止されてますし個人情報保護その他いろいろ気を使うのでほとんど写真は撮っていないのですが。)

オープニングセレモニーに続いてシャッターが開けられ、大館の誇る和太鼓奏者 大沢しのぶさんがシャッターの中から飛び出してきた。
070810zerodateopen05.jpg


アーケードまで飛び出した、普通の家庭で使うペンダント70個以上使った、中村政人さんの作品。蛍光灯は黄色く着色され、下には倒産した正札竹村の店内に残されていた椅子と、本が展示され、不思議な空間となっていた。
0708100date01.jpg


漫画家 普津澤画乃新さんのゼロダテの人々。店内で見るのではなく通りに向かって展示。
070810zerodateopen06.jpg


神奈川大学 曽我部研究室の商店街大学化計画の展示。おもしろいアイディアいっぱい。曽我部研究室は開催1週間ぐらい前から泊まり込んで、商店街をリサーチし映像化していた。
070810zerodateopen07.jpg


自身もアートとなる東京芸大の坂口さんの「シャッターガイ」もしかしたら一番人気だったかも。
似顔絵なんかをトタンに描いてました。
0708100date02.jpg


これも中村政人さんの作品。道路の照明。でかい。下には正札竹村の使えなくなった商品券数億円分?がばらまかれていた。これは初日の写真で、展示室内に自由にばらまいていい商品券が大量にあったので、最終日には店内全体が商品券で埋め尽くされすごいことに。
0708100date03.jpg


そして10日の夜に行われたオープニングパーティーで、神奈川大学教授の曽我部さん(みかんぐみ)と飲む私。
0708100date04.jpg


16日にはストリートライブも行われた。出演はオムトン、大館出身サイトウタクヤさん、武田あかりさん。写真はオムトン。
0708160date01.jpg


ゼロダテカフェのSeedもいっぱいの人
0708180date01.jpg


18日の午後路上で突然始まった、山本郁子さんの舞踏。
0708180date02.jpg


そして、18日夕刻にはクロージングパーティーが行われ、来年への期待が盛り上がって、
翌日19日 後片付け。甲 明銀さんの沢山のプードルを箱詰め。
0708190date01.jpg


いやはや、刺激と感動と肉体的疲れをたっぷりあびた夏でした。

10日から18日までの9日間、普段ほとんど人通りのない大町商店街にゼロダテのパンフレットを持って展示ビルを探して歩く多くの人の姿がありました。私が会った人の中には倉敷から苫小牧行く途中わざわざ大館に立ち寄ってくれた方もいました。福島県の方もいました。東京や仙台や八戸や県内至る所、ほんとうに多くの地域から人が来て、いかにこのイベントが注目されていたか分かります。
パンフレットの出た量からゼロダテに来た人は8000人と実行委員会では出していますが、実際はどうなんでしょう。よく分かりません。いずれ会期中は大町通りに人が沢山いたことは事実です。カフェも賑わいました。19日(日)には人通りもほとんどなくもう何時もの大町に戻ってました。前日までが嘘のようです。このことは街を考えるうえでなにか訴えていないでしょうか。

ゼロダテ/大館展2007

いよいよ今日ゼロダテ/大館展2007開幕です。みなさん是非見に来てください。すごいですよ。大町のあちらこちらのビルがアートスペースになってます。こないとわかりせん。中村さんをはじめ現代アートが本流をしめてますが、大館や秋田県内在住の美術家、アーティスト総出演といった感があり、現代アートなんてよくわからないという人でも楽しめます。
とにかく、見ると「エーナニコレ!」と感動します。必見です。
こないとわからないので写真はブログには出しません。もちろん著作権の問題があって勝手には出せないんですが。

実はまだあれこれやり残したこともあってまだまだ実行委員の苦悩は続いている模様です。

ゼロダテの展示始まる

今日は一日中ゼロダテ/大館展2007のための空き店舗を展示空間にするための作業でした。数日前から本格化し金曜日から塗装などを行い、今日も塗装や古い照明器具を外しなど、結構年五十過ぎの肉体にはきつい作業です。

そして、今日早くもアーティストの展示を行った場所もあり、いよいよです。

ところで、空き店舗や貸していただく使われなくなったフロアを見て回ると、一部の建物でアート展というより廃墟展ではないかと思ってしまうことがあります。なにしろ使われなくなってから十数年も経つフロアや建物もあり、その傷みのひどさ悲惨さに驚きます。
これもまたゼロダテの思惑か!

人通りがなくなり、廃墟化する街と現代アートのコラボレーション。その中で過ぎ去った時間を見つめる、それもO/DATEなのかもしれません。

明日の午前中はプロジェクトリーダー中村正人さんの展示作業のお手伝いです。

100点満点は沓澤製材所

全国JAS展の東京木材市場で行われた展示会で全国でただ一社大館市の沓澤製材所が100点満点を獲得しました。北海道から九州まで9社が出品して、その中で最高だったわけですからすばらしいことです。大館にもこのような意欲的で全国に誇れる製品をだしている製材所があるということを、地元の大工さん工務店さんに知ってほしいと思います。

大館市内には元は沢山の製材所がありました。しかし厳しい経済状況などで現在では製材所として残っているのは数社しかありません。この数社では地元のスギを製材して主に関東方面などに出荷し、地元に出荷されるのはほんのわずかだと聞いています。なんだか変な感じがします。もちろん関東方面などへどんどん出荷して売り上げをのばしていただきたいとは思いますが、それよりも地元であまり使われないのがどうしてなのだろうと思います。たぶん大工さんや工務店はこれまで付き合いのある建材店さんに発注するのだと思いますが、その建材店と製材所が繋がっていないのではないでしょうか。流通に関してはまったくのシロウトですので、あれやこれや述べる立場では全くありませんが、環境のためにも地産地消を出来るだけ進めるべきと思っていますので、残念だなと。

「近くの山の木で家をつくる会・大館」は製材所、工務店、設計事務所が集まってつくられた会です。まさに地産地消の家づくりをすすめる会です。会には製材所では沓沢製材所のほか大館北秋田森林組会、小笠原木材、カネサン製材所、県北木材センター、サンエース秋田、吉田木材が参加しています。野菜や果物と同じように家づくりも地場のものを使いましょう。