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2007年を振り返って

結局昨年暮れに今年やりたいと行っていたことは何一つ出来ませんでした。あ!一つ、パソコンが新しくなったな。それ以外、展示会も出来なかったし、ホームページもそのままだし・・・・あ~~あ  。来年はなどとは言わないことにしました。

今年やった仕事といえば、春は大館市の花岡幼稚園の工事監理、その後弘前の鉄骨2階建て800m2程度の事務所建築の設計監理、そして横手の家の監理(設計は昨年のうちにほとんど終わってました)、その他昔いた建設会社のお手伝いなど少々。

今年も親子三人たいした病気もなく健康で過ごせ、多くの人のつながりで、ギリギリでしたけどなんとか生きてこれたことに、感謝します。(天国の妻もハラハラで空を自由に飛び回ってはいられなかったでしょう)

建築の仕事は厳しさを増してきました。来年はさらにキビシくなるでしょう。それに加えて我が家では子供の教育費などがどお~んとアップしそうです。いったいどうなることやら。

世の中「偽」だの「擬」だのばかりですが、アトリエ105はそのようなことがないように気を引き締めていきたいと思います。そして、さらに自分に磨きをかけて建築を創り出していきたい。そんな気持ちで一杯です。

来年も皆様 どうかよろしくお願いいたします。

ではよいお年を!
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横手の家

年末ギリギリになってようやく「横手の家」が出来た。いや、完全に完成したとはいえないけど、ようやく引っ越すことが出来た。もちろん役所の完成検査は受けて通っている。外壁の仕上げなどが塗り壁のため春に行うことになってしまったのだ。なので、内部の様子を少し紹介。

居間。 左側が縁側。床は厚さ4cmのスギ。壁は鷹巣産の珪藻土。
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居間上部吹き抜け見上げ。 天井はスギ樹皮の断熱材のフォレストボード。
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浴室。 床は十和田石。壁は一部に青森ヒバ。
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玄関ホールから和室方向を見る。 障子のような格子の裏は階段。右下の下足箱は栗の無垢材で制作。
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南側縁側外観。 縁側にはガラスの入った雨戸がついていて冬は締めて内部となり、夏は開け放して外部となる。外壁はモルタル下地のまま。この上に左官仕上げ。
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この雨戸が7枚の引き戸で、この敷居と鴨居が以前お伝えした約7mの一本もの。

というわけで、外観の全体像はなし。それは来春以降に。

明日はイブ

今日も午後から仕事してます。年末になって急に仕事が重なってしまいました。一人事務所でしかも家事もやらなければならないので、いつも時間に追われています。昨日から三連休で明日はイブというのに、なんだかな~・・
・・いえ、実はスタッフ的な人がいて、週三日ほど手伝ってもらってます。元は職業訓練指導員として住宅の設計施工やCADの先生をしていた方です。自身のスキルアップを図りたいと11月からこちらに来ています。

明後日25日は横手の家の完成検査と引き渡しです。残念ながら完全完成とはいきませんでした。外壁の仕上げの塗り壁は来春となりました。
それでも新年を新しい家で過ごしてもらえそうです。

妻の命日

今日12月15日は亡き妻の命日です。あの日から6度目、5年経ちました。午前中に長女とお墓に行って行ってきました。二女は明日ブラバンのアンサンブルコンテストのため朝から練習に行ってます。昨年もたしか同じことを書いた気がします。でも来年はもうアンサンブルコンテストには出れないので、みんなでお墓に行けるかな。いや長女はここには居ないかもしれないのでまた皆でとはいかないかな。お墓の妻に長女の受験のことと、明日の二女のコンテスト応援してねとお願いしてきました。

今年も妻の友人だった渡辺さんが来てくれ、子供たちにもクリスマスプレゼントを持ってきてくれました。毎年忘れずに来てくれます。本当に嬉しく、子供たちもすてきなプレゼントに大喜びです。
渡辺さん本当にありがとうございます。

長~い鴨居

今日も雪の中横手の家の現場へ行ってきた。年内完成に向けてあわただしく工事が進められていた。そしてその中で一番目についたのが、長ーい鴨居。外の雨戸的な建具の鴨居だが、7m近い長さで、その中に7枚の建具が建つ。途中で繋ぐと具合が悪かろうと工務店側で用意したものだ。・・・・長い!!

これ↓
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大工さんが鉋をかけている。敷居も同じ長さ。よくもこんなの用意出来たものだ。
もちろん乾燥材だ。

IMacでJWCAD

JWCADはWindowsのCADです。日本の建築関係では最大のシェアじゃないでしょうか。なにしろフリーウエアで、二次元の作図には十分な機能を持ち独特なマウス操作で高速作図が可能で、その上日影図も描けるってんですから、人気が高いのもうなずけます。

アトリエ105ではVectorWorksというCADを使用しています。でも現在では工務店などでもCADデータの要求があったり、協力業者例えば電気設備や機械設備の設計者にこちらからデータを渡さなければならないので、そのほとんどの場合JWCADで渡さなければなりません。

そのためVectorWorksで描いた図面をJWCADに変換して渡すことになりますが、これが一発で完全とはいかないので、変換した後JW側で確認して、場合によってある程度直してあげなければならないこともあります。
そのためにもMacの他にWinのPCも必ず必要でした。

でもMacがintelになってBootCampというソフトでMacでWindowsが使えるようになりました。
そこでMacでJWCADを使ってみました。でもキーボードも使用勝手が変だし、マウスもJW特有の両ボタンなどの機能が使えないので、仕方なくWin用のキーボードを買って、マウスは以前使っていたのが使えたので、JWで図面を描いてみました。

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もちろん当たり前に使えます。だってWindowsそのものが起動しているんだから。
でもマウスが参った。いちいちキーボードを付け替えたりするのも面倒だけど、それよりAppleのマウスと使用感が違いすぎて、思うようにならなくて、ストレスがたまってしまう。
マウスはいわば毎日使うペンのようなものだから、それが全然ちがう感じのもをとっかえひっかえだったら、これは仕事に差し支えます。

Win、Mac両方に対応しているマウスはあるにはあるんですが、完全対応となるといまのところ見つけれてません。誰か知ってませんかね。

小さい家

今月号の新建築住宅特集を見ている。今月の特集は「都市の小さな家」である。最も小さいのは川口通正さん設計の「小鉄」 なんと建築面積11.25m2、約7畳だそうだ。7畳の3階建て。写真は超口角レンズで撮っているのでその小ささがごまかされているけど、実際見たらたぶん信じがたいほど小さいのだろう。だって7畳だよ。6畳の部屋よりほんのちょっぴり大きい部屋に1階では玄関もあればキッチンも、食堂もあるんだよ。全面道路からの斜線制限もあったのか、高さも低い。3階建てで最高の高さが6.4m。ほどんど普通の2階建ての高さだ。だから、1階を少し掘り下げて、1階だけは天井高さを2.5m確保しているけど、3階なんて図面を見ると1.65mしかない。これでは頭をぶつけてしまうし、建築基準法上は居室に出来ない。

それにしてもさすが、川口さんだ。この小さな住宅でも存在感たっぷりの建築に仕上げている。内部にはちゃんと本棚までしつらえてある(かなり奥行きが薄いけど)し魅力的な空間と光と風の通る工夫にも抜かりがない。

なによりこの小さな土地に家を建てようと思い、こんな小さな家を建ててしまったクライアントがスゴイ!!

本文でもこれまでの日本の住宅作品では最小ではないかと書いてある。

田舎じゃあ あり得ないな。・・・でも、そんな依頼主が来ないかな そういうのに挑戦してみたいけど、なにしろ、我々は依頼主が現れないとなんにも出来ないのでね。

青森県からの視察

昨日は青森県の中南地域県民局 地域農林水産部の主催する県産スギ材活用推進研修会の一行が当「近くの山の木で家をつくる会・大館」の事例等を視察に訪れた。青森県でも如何にして県産のスギを工務店などに使ってもらうか、その方法について試行錯誤をしているらしい。そのため、先進地の情報をあつめていて当方の「ちかやま」が秋田県から紹介され、昨日工務店や設計者、製材所関係の方々を引き連れやってきた。中南地域とは弘前付近を言うらしい。

とりあえず、当方で設計した高館の管理棟を見ていただき、その後「ちかやま」のメンバーである直洋建設(株)さんの工事中の住宅を視察し、午後から直洋建設さんのスギを使うに至った経緯などの講演の後、意見交換会となった。

そのなかで青森県では青森ひば信仰があり、スギで家を建てるなんてこじきがするものだというような意識があるとの話があった。かなり極端な話しだけれど解らなくもない。

つい最近までこの秋田県だって、似たような話しだったと思う。この場合のスギとは造林スギのことである。僕が大館の設計事務所に入所した頃、今から25年ほど前は、秋田杉といえば天然杉(天スギ)のことをさしていた。その天スギは当時でもめちゃくちゃ高くて、それを知らない入所したての僕は県産材を使った方が良いだろうと、図面に「秋田杉」と描いた。そしたら先輩にとんでもないと言われ、ただ杉と描き直した記憶がある。

でもこの秋田県では天スギが基準で、だから無節の緻密で綺麗な柾目が造作材では当たり前で、節のある杉なんて使うもんではないという認識が一般的だった。だからかもしれないが、中身はなんだか解らない材料の表面に紙みたいに薄くスライスした天杉を貼付けた柱や敷居、鴨居などが出回り、それが今でも一般的に使われている。(今では天杉でなくて、造スギの無節部分かもしれないけど)
そして、節があったりする造スギをほとんど使わない工務店は今でも多く存在する。
これって青森県の話しと似ていないか?

でも今ここに来て、原油高などによって外材が値上がりし、ようやくいままで見向きもしなかった工務店も造スギにも目を向けてきたのが実情ではないだろうか。

だから、わざわざ青森県から先進地視察ということで来てくださったけど、意見交換会では実情を述べ合っただけに終わった気がする。