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新住協セミナー

昨日30日は盛岡で新住協のセミナーに参加して来ました。今回のセミナーは新住協の「断熱耐震同時改修プロジェクト」が国交省の長期優良住宅先導事業に採択されたことを受けて、その内容の説明が主なものでした。その他、Q値計算ソフトのQペックス3.0の解説と新提案の基礎断熱工法、ドイツパッシブハウスと新住協のQ1(キュウワン)住宅についてなど、朝の10時から午後4時半までの長時間かつ密度の濃いものでした。

もちろん講師は鎌田教授。いつもの鎌田節炸裂で、濃い内容でしたがざっくばらんで楽しいセミナーでした。

耐震改修について56年基準とそれ以前の違いを説明する鎌田教授。
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最近あっちこっちで外壁の改修している現場を見かけます。現在秋田県ではリフォームに対して補助金が出ます。工事費の10%で最大20万円。そして大館市からも工事費の5%最大10万円出ます。その他国のエコポイントもあり、リフォームをする家が増えていると思います。この機会にリフォームと思っている方、「新築そっくりさん」のようなうわべだけのリフォームではなくもう一歩がんばって、断熱耐震リフォームに取り組んでみませんか。新住協の断熱耐震同時改修プロジェクトは工事費の1/3 最大200万円ですよ。
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住宅相談会

大館市内の建材店「田畑材木店」様よりの依頼で、相談会に参加します。

私の担当は8月28日(土)の午前中です。当方で設計した住宅のパネル(写真)も展示予定ですので、来て見てください。
場所は 大館市池内の タカラスタンダード ショールームです。

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ゼロダテ/大館展2010

16日にゼロダテ、見に行って来ました。今年は駅前から大町までの空き店舗などを利用しての展示なので、多過ぎて全部は見切れませんでしたが。
第1回目はスタッフの一員として関わってましたが、それ以降は単なる見物人として見てます。

100816zerodate10-01.jpg ゼロダテの中心的メンバーの石山さんの作品はなんといとくショピングセンターそのものと一体化した作品 ゼロダテだから出来るような、というか、ほとんど誰もこれが作品だとは思わない でも、それが作品という、やっぱりゼロダテっぽい。


100816zerodate10-02.jpg こんなのや


100816zerodate10-03.jpg こんなの。 美術館のような作品と向き合う為に整備されたところとは正反対の廃墟や工事現場のような展示空間。


100816zerodate10-04.jpg 床に散らばった天井の写真と、天井に付いているダウンライトが映し出されるTV。現代アートはよくわからん。が、しかし


100816zerodate10-05.jpg その先には こんな張り紙が


100816zerodate10-06.jpg 暗いどころのさわぎでなく、真っ暗。おそるおそる上がって行ったら、ポツンと丸い明かり。
全くこんな危険な展示もゼロダテならでは。


100816zerodate10-07.jpg ここはちょっと全うな感じが・・。


100816zerodate10-08.jpg ハチ公小径ではバンド演奏が行なわれ若さ爆発といった感じ(・・年寄りになったもんだ。騒音にしか聞こえなかった。でも、けっこういいんんじゃないとも思ったり。もうちょっと演奏の音下げたほうが・・ヴォーカルが全然聞こえなかった・・)


100816zerodate10-09.jpg その前の旧正札竹村ビルの外壁に巨大ゼロダテバナーが


100816zerodate10-10.jpg そしてなんといっても今回の目玉、御成座。残念ながら閉館してしまった映画館が、当時のまま公開されました。


100816zerodate10-11.jpg 内部です。もう、うわあ~~!! っと昔の記憶が蘇りました。最後にここで見たのはいつだったか。もう10年以上前かもしれません。当時は建物の事はなにも思わず、只汚い映画館という想い出しかありませんでしたが、今見るとなんだかすごい。感動もんです。

ここに目を付けたのはやっぱり中村さんでしょうか。目の付けどころが中村さん的な感じがします。


100816zerodate10-12.jpg 初めて映写室も見ることが出来ました。機械そのものや、壁に残る文字さえアートに見えて来ます。

この御成座をアートなどのイベントに使用出来る施設として保存しようとしているようです。寄付金も集めてました。それが実現出来れば、ほんとうに中村さんが仕掛けたゼロダテによって、大館はなにか変化を遂げそうな・・・アートによる町おこしみたいなもの?・・よく分かりませんが、そんな感じがしました。


ゼロダテはもう完全に大館に定着してます。ほんとうにすごいことです。

ただ、今回展示をざっと見て回って、だんだんなれ合いになって来たような、ちょっと気遣いがたりなくなってきたような感じを受けました。ゼロダテスタッフは皆少ない人数、ない予算でめちゃくちゃがんばっているのでしょうが・・・あまり規模を大きくしなくてもと感じました。(傍観者の独り言です)

横手の家

8月になりましたが、毎日雨です。今日は今のところもっていますが、これから降りそうです。湿気がひどいですね。

昨日は久しぶりに横手の家へ行って来ました。工事をしていただいた工務店さんと一緒に行き、2階の子供室の収納を少し変えたいこととキッチンと食堂の仕切りなどの打合せと、いくつかの補修でした。
玄関に取り付けたポストをまだ見ていなかったので付いた感じも見て来ました。アトリエ105で設計した住宅ではポストも家に合わせてデザインしてますので。

100802yokotenoie01.jpg 玄関引戸の右側の赤っぽい箱がポストです。ちょっと位置が低いのですが、このポストは斜め上から入れる仕掛けにしてますので。こうなってます。


横手の家は私よりまだだいぶお若い家族が住まわれていますが、和風を望まれました。ですので玄関戸ももちろん引戸です。左側が黒いのは網戸になっていているためです。木の引戸だから玄関戸と同じデザインの網戸に出来ました。

100802yokotenoie02.jpg 玄関の中から見た写真です。風が通って気持ちがいい。

中に入って最初に感じたのは綺麗にされている事と、暑さや湿気が外よりすくなくさらっとした感じがあったこと。奥様にエアコン付けているか伺いましたが付けていないとのこと。完成時エアコンは設置されていなくて、その後設置したようですが、それはピアノの練習する時に窓を絞めきって練習しなければならず、その時だけつける為に設置したそうです。普段は使っていないとこのと。(居間にピアノがあります)
エアコンを使っていないのにこの温度とさらっと感は、床や壁、天井のスギや珪藻土の塗り壁、スギの樹皮ボード等の効果と断熱性そして軒が深く出ていることなどが影響しているのかなと思って来ました。もちろんエアコンのようなヒンヤリさはありませんし、身体を動かしているとじっとりと汗ばみますが、人間の身体にとっても、そして地球環境にとっても、よさそうです。

よく高気密高断熱の家と聞くと人間の身体がバカになるといって眉をしかめる方がいますが、住まわれる方の意識一つで、よりエコに生活出来る大変良いお手本だと思いました。

横手の家 作品紹介はこちら