今日は節分。明日は立春ですが、春の気配は微塵もないですね。大館は昨日からはあまり降ってませんが(雪が)青森や日本海側では大変な豪雪のようですね。気温も連日真冬日で、最高気温が-3°最低気温が-10°ぐらいで、「は~るよこい、は~やくこい」と歌いたくなって来ます。
ところで、アトリエ105は事務所を開設してから今年で20年になります。平成4年1月末でそれまで勤めていた建設会社を退社し、2月から新しく借りた借家でぼちぼち仕事を始めていました。当時はバブル景気も終焉を向かえた頃ですが、前に勤めていた建設会社から仕事が来ていましたし、そもそも独立しようと思ったきっかけとなった住宅の設計をしていたので、最初からそこそこ仕事があったわけです。そのきっかけとなった住宅が「長木川南の家」で翌年の秋田の住宅コンクールで最優秀賞(県知事賞)をいただきました。出だしは恵まれていたんですね。
で、数年間食うに困ることも無く過ごしたので、調子こいて平成7年に今の事務所兼自宅を建ててしまったのですね。この辺については
こちらをご覧ください。それからが青息吐息です。
たのみの建設会社からの仕事は激減し、苦しい生活が続く中、平成13年6月仕事のパートナーでもある妻の病気が発症し、平成14年12月 死亡しました。今から9年前です。しばらくは仕事にも手が付かない状態でしたが、子供達を路頭に迷わすわけにはいかないという思いでなんとか踏ん張って来ました。設計途中で仕事が中断してしまったのに、落ち着いてからでいいからと待っていただいた「
ひがしだい歯科クリニック」の先生をはじめ、家族や友人など多くの人に支えられて、なんとかこの20年事務所を維持出来て来ました。ほんとうに感謝したいと思います。