昨日9月8日はすまいる研究会のセミナーへ行って来ました。講師は加藤大志朗さん。環境、福祉、住宅関係のジャーナリストで、「家と人」という大変素晴らしい本を年2回発行されている。


講演はは「家は夏も冬も旨とすべし」と題し、温熱環境から考える環境・健康住宅についてでした。北海道から盛岡に移り住んで、お年寄りの枕元で凍っていたおにぎりをみて東北の家は、家は長持ちするが日本の家は人を守っていないことなどを紹介。(北海道の家はそこまではならないらしい)
一貫して断熱気密性能のいい家を建てることが大事だと、C値やQ値などの家の性能をキチンと出せる業者さんに家づくりをしてもらわないとダメですよと話されていました。また、車イスでの生活に対応した
最後に質問を受け付けましたが、一般の方からオール電化がいいのかどうかという質問が出ました。
講演でもオール電化のメリットを話していましたし、オール電化かどうかの前に断熱気密性能のしっかりした家であることが重要としつこいくらい話していたのですが、そこが一般の方にはなかなか理解出来ないようです。加藤さんは丁寧にやさしく再度そのことを話されましたが、私もちょっと口を挟んで(司会者でしたので)自宅を17年前に建てて暖房は灯油だけど調理器は電気としたが、自分で炊事を全部するようになって調理はガスがいいと思い始めていて、自分の設計する住宅では暖房は電気でも調理はガスが多いことを紹介、つまりは全部電気でとこだわらずその家族のライフスタイルに合わせて考えればということを話しました。