昨日14日は盛岡で行われた
新住協の断熱改修のセミナーへ行って来ました。講師は新住協の会沢さんと山形の新住協会員の工務店、高橋工務店さんと三浦建築さん。お二人とも最近は断熱改修が主な仕事というくらい一杯やっているとのこと。そのノウハウを少しでも学ぼうと行ったのです。なにしろ当方で設計した建物はほとんど新住協会員以外の工務店に施工していただくことになるので、きちんとした施工方法をやっていただくためにこちらがよく分ってないといけない。しかし、なにしろ設計屋でどうしても実際の現場に疎い。なので、このような実際の現場の写真を見ながらの講習はイメージしやすくありがたい。
会沢さん(左)と高橋さん

講習のスライドをデジカメで撮っているのでピリットしない写真ですが・・・ 以下の写真は一つの物件というわけではありません。いくつかの物件の写真が比較的まともなのを紹介しています。
壁内に気流止めを入れている。新住協会員ならこんなにキチンとやりますよというような見本みたい。

壁と桁上で気密を取るため合板を張って、合板と合板の継ぎ目もキチンとテープで処理している。この現場では断熱をキチンと入れるため屋根を一旦剥がしている。

桁上の断熱が入った状態。すき間なく綺麗に断熱材が敷かれている。こういうのが新住協会員でないとなかなかこんな風に綺麗にならない。

断熱処理を行った結果改修前と後での灯油等の消費量の違い。暖房用の灯油だけでなくガスや電気も減っている。

灯油は500Lぐらい減っている(石油と書いているのは灯油だと思う)。暖房はたしかFFストーブだったと思いますが、給湯などが何なのか聞き忘れたので定かではありませんが、断熱性が良くなると当然FFストーブもがんがんついていなくても良くなる。そうすると電気代も減る。もし給湯がガスだとするとこちらもお風呂のお湯が冷めにくくなるのでこちらもガス消費量も電気消費量も減る・・・という感じでしょうか。
ランニングコストが下がっただけでなく、なによりとにかく快適になったということが断熱改修を行った方共通の喜びらしいですね。
新住協の断熱耐震同時改修が22年度採択になりH22年で165棟、補助金総額320.745千円受けたそうです。その平均工事額は約1300万円だったそうです。当方でも昨年断熱耐震同時改修を1件やりました。