しばらくぶりの更新です。
今週はじめから建て始めた住宅の全体が見えて来ました。この住宅は建て主さんから「五箇山の合掌造りのような屋根がいい」とたっての希望で、10寸勾配となりました。これだけの勾配だと大工さんも立っていられないので、工事も大変です。
大きなタルキは38x235mmのツーバーフォー材です。この間に高性能グラスウール200mmとその下にさらに100mm、あわせて300mmの屋根断熱になります。
最近の住宅はこちらのような雪国でもフラット屋根にして雪を落とさない住宅ばかりですが、それとはま逆な住宅ですね。この勾配で鉄板屋根だと雪が相当な勢いで走りますので、敷地に余裕がないと出来ません。今回は敷地に対しての建物位置や軒の高さを慎重に決めてなんとかいけそうでした。・・・茅葺きだったらカッコいいだろうなと、内心思ったりしてます。