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春みたい

大館は今冬大雪でたくさんの空き家が雪で潰れたり、また雪かきで大変だったりしましたが、ここ10日ほどは暖かい日が続いて、まるで春がきたようです。今日の大館のアメダスデータです。
今朝はちょっと冷え込み−8℃で今日の最高気温が+8.9℃。なんと温度差約17℃。1日のうちでこんなに温度差があるのもなかなか無いかも!

このまま春が来てくれればいいのですが、まだ2月。油断はできませんね。・・でも、♪は〜るよこい は〜やくこい♪

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積雪荷重と家屋の倒壊

今日地元紙から家屋の倒壊についての取材を受けました。今日の地元紙にも載ってましたが、最近大館市近辺で家屋の倒壊が多く発生しており、死亡者も出ています。今年は例年になく雪が多いことが原因であるのは間違いがないのですが、もしかしたらそればかりではなく、積雪荷重が建築基準法で決められた重量より重いのではと思ったりしています。

これは実際に測っていないので私見でしかありませんが、今年の北鹿地方は12月から根雪になり、長期間にわたって雪が屋根に乗った状態が続いています。住宅の場合下で暖房をたくと天井上の断熱性が悪いと屋根面の雪を溶かしますが、下に水となって流れる前に軒先で凍り、それが積み重なると屋根の雪の下の方はもう雪ではなく氷のように重くなってしまいます。それと長期にわたり降り積もる雪により圧雪されて通常より重くなっているのではないでしょうか。

建築基準法上は多雪地域(秋田県内は秋田市を除いて多雪地域です)では1平方メートルあたり1cm積もった雪で30ニュートンで計算することになっています。30ニュートンは約3Kgです。つまり屋根の上に1M(100cm)積もっていると300kg/1平方メートルとなり、100平方メートル(約30坪)の家だと、なんと30,000kg、つまり30tの雪が屋根に乗っていることになります。これに軒が出ているとさらにその分の面積の荷重も加わるので、大変な重量になります。

この1平方メートルあたり3kgのはずが、もっと重く3.5kgだったりすると、2割増しになってさらに危険になります。構造計算をしてしっかり造った建物でさえアウトということになります。

横手のある方が測ったら1Mの積雪で350kgあったという話も実際に聞きました。

また、倒壊に至っている建物はどちらかというと老朽家屋ではないでしょうか。古い家は雨漏りやスガモレ、結露などで野地板や垂木といった屋根の構造部材が傷んでいる場合もありますし、経年劣化で弱くなっていることもあると思います。また、物置や倉庫といった建物は、とにかく安く建てたいがためにあまり構造上頑丈に造られていない場合もあるかと思います。

取材ではなにか簡単に補強する方法はないものかと聞かれましたが、簡単な方法はちょっと見つかりません。
一番いいのは雪下ろしをすることです。全部下ろさなくても、半分程度でもいいと思います。

お年寄りの一人世帯などでは難しい話でしょうから、近所の若い人たちが協力して雪下ろしの体制をつくるなど
して、大事に至る前に雪下ろしをしてください。その際には安全ロープやヘルメットの着用でくれぐれも事故のないように。

小坂渡ノ羽の家 建て方

正月明けから着工していた鹿角郡小坂町の「小坂渡ノ羽の家」の建て方が雪の中進んでいます。実はこの家は2年前に設計が終わっていました。それが建主さんの仕事の都合で2年を過ぎてようやく着工しました。

つまり2年前の仕様となっていますが、まあ現在とそれほど変わりません。

サッシのガラスだけは設計がガス入りLow−Eのペアガラスで空気層が12mmだったのを今主流の16mmにしてもらいました。ただ、サッシの形状は現在の樹脂サッシはサッシの見付が小さくガラス面が少し大きめになっているのが主流ですが、今回は古いタイプの見付の大きなものを選択しました。

その理由は現在のタイプには幅3.5Mのものが無くなっていることと、内倒し内開きのドレーキップタイプがないためです。ドレーキップは使う場所によってとても使い勝手がよく、アトリエ105ではよく使っていましたが、最近のサッシにはないので、とても残念に思っています。何が良いかって、内側に開くので網戸が外側になること。そのため夏、夜まで開けっ放しに出来ることです。外に開くタイプだと室内側に網戸がくるので、夜になってから窓を閉めようとすると、明かりによってきた虫たちを家の中に入れないと閉めれないのです。

雪の中大工さんは大変ですが、くれぐれも事故の無いように慎重に工事を進めてくれることを願っています。

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大雪の朝

今シーズン大館は例年の倍近く雪が積もっています。昨日も大雪が降り、日に4度も雪かきに追われました。もう完全に嫌気がさしてますが、今朝はその降った雪に朝日が当たって綺麗です。暖かい家の中から見る時折見せてくれるこんな景色は雪国も悪くないなと、ふと思わせますが、一歩外に出るとピリピリした寒い空気の中、あ〜あまた雪かきだと現実に引き戻されます。・・・・ふ〜〜〜

ところで、この写真は我が家の居間から撮った写真ですが、我が家は傾斜地に建っているので、北側の道路から見ると2階建てですが、南側は約1階分下がっていて居間が地下室の上にあって2階分の高さになっています。手すりのすぐ後ろに1Mほど積もっている雪は、屋根から落ちた雪と積もった雪で、下から山のように積み重なって、高さが4M程度になっています。こんなことはここに家兼アトリエを建てて20年近くになりますが、初めてのことです。

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札幌雪祭り

4日から6日まで札幌に行ってきました。目的は札幌の高性能住宅の見学などの研修でしたが、ちょうど雪祭りが始まった日だったので、ちょっとだけ見てきました。

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福田豊四郎展

昨日はヘリテージマネージャー養成講座で横手まで行きましたが、少し早くついたので、近代美術館で行われていた生誕110年 福田豊四郎展を見てきました。昨日が最終日ということで、運良く観れてとてもラッキーでした。

観て豊四郎はデザイナーだと思いました。農夫のきているモンペなんかも非常にカッコいいストライプで紐の結fび方もオシャレです。

作品はほとんどが写真を撮っても大丈夫とのことでしたが、SNSなどネット上に出すのは禁止とのことで、写真は撮ってきませんでしたが、こういった作品展で写真OKというのも珍しいのではないでしょうか。

大館にも豊四郎の闘犬の絵が市立体育館の緞帳として使われていたりと(今は樹海体育館にあります)、名前はよく知っていましたが、こんなにも素晴らしい画家だったとは・・・大好きになりました。

もう終わってしまいましたが、ポスターです。

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