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中学生の職場体験学習

今年も職場体験学習に二人の中学生がやってきました。24日、25日と2日に渡って朝9時から午後3時までの体験です。
我がアトリエ105ではいつも自分たちの理想の家の設計をしてもらい、その模型を作ってもらってます。

慣れない環境で学校とは違って休み時間がないため、50分やったら10分休んでと言っておきましたが、緊張してかあまり休んだ様子もなく、最後は相当くたびれ果てたようでした。それでも一生懸命取り組んでなんとか完成して持っていくことができました。

現在建築関係の職場は人手不足で、若い人が建築関係の職に就くことが少なくなってきています。中学の時から建築の設計に興味を持ってくれたことは大変嬉しいことなので、将来その方向に向かってくれればという期待を込めて、こちらも精一杯の対応をしました。(なので私は二日間ほとんど仕事になりませんでした 笑)

模型を製作中
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完成した自分たちの住宅の模型
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五所川原 布嘉御殿

五所川原へ行ってきました。立佞武多の館に行って今回改めてきちんと見学してきました。前にも来たことがありましたが、まちづくりの視察を兼ねて行ったので内部をさらっと見学しただけだったので分からなかったのですが、あの内部に展示されている巨大な立ちねぷたがこの立佞武多の館で製作されて、ここから出て行くということに驚きました。

普通の建物の6階建てぐらいの高さのねぷたが展示室からホールへまず出るために巨大な6層分ものドアが開き、さらにホールから外へ出るのに6層分のカーテンウォールが開いて出て行くとは、五所川原市は思い切りがいいなと思いました。
それに比べると大館市や秋田県にこんなのないなあ。

と思っていたら五所川原に昔あった豪邸の布嘉御殿についての案内が壁に貼ってありました。

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みるからにすごい御殿です。火事で焼失してしまったとのこと。いやあ残念だなと思ってよく見ると、復元とあり、さらによく見ると古民家が写っています。

そしてこの古民家は大館市の田代町から移築したとのこと。
あまりにすごい御殿なので復元は出来ないので、せめてと古民家を移築して、そこに復元の模型が展示されているらしいです。
それにしても、なんだか、、、、複雑な気分になりました。
それでなくても大館には古くて価値のある建物が残っていないのに、、、ねえ。

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大館歴まち散歩

今日は大館市の歴史の理解を深めるため、市で開催した「大館歴まち散歩」に参加してきました。参加者は30名で皆歴史にとても感心のある方々ばかりで、歴史にトンチンカンな私にはちょっと敷居が高かったのですが、市役所から建築士会からも何人か出て欲しいとの要望があって参加しました。

大館市では新市長になってからこの歴史まちづくりに取り組んでいて、その一環です。我々建築士は歴史的な建築物の専門家としての立場ですが、正直専門的知識はあまり持ち合わせていなく、そのためにもこのような勉強会に参加して知識を深めようとして、いろいろな機会をみてはこのような講座に参加しています。昨年は秋田県建築士会が主催した「ヘリテージマネージャー養成講座」にも参加して、秋田県のヘリテージマネージャーへ登録されました。

今日は気温が30度にもたっするような暑さになり、桂城公園では秋田犬の全国大会(本部展)が開かれているなか、中央公民館から出発して部垂神社から八幡神社(唯一の重要文化財があります)、桂城公園(大館城跡)を通って愛宕神社まで歩いて回りました。途中から大館市長も参加し(八幡神社は市長の本家だそうです)大館市文化財保護協会の清野宏隆氏の解説を聞きながら歩きました。

大館市は城下町だったのですが、その歴史的な建造物等はほとんど、というより全く残っていないのがやはり残念です。そればかりか大正、昭和と発展させた近代建築も大火により焼失しているため、それもほとんど残っておらず、視覚的に歴史を感じることができるものがないので、今後今日解説を受けた歴史をどうまちづくりに生かせるのか、私たち建築士も知恵を出していく必要が有ります。

八幡神社にて
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