fc2ブログ

父の死

11月1日AM1時25分 父があの世へと旅立ちました。満87才。男で87才といえば平均寿命を超して長生きでしたが、父はまだまだ逝きたくなかったでしょう。まるで目を閉じればその時が最後と思ってか、ぎりぎり最後まで目を開けていました。とにかく健康には気を使う人でした。父の死後、母や僕や姉達、孫達に当てて書こうとしたメモが見つかり、その中の母に当てたメモには、自分でも「健康には人の3倍も気を使ってきたが…」と書いてありました。クコの実で作ったクコ酒、コンフリー、ニンニク酒、松の葉のジュース、野菜ジュース、毎日の歩き、毎朝の運動、2個のクルミの実で手を刺激する運動、目を刺激する瞼のマッサージ、数え上げればきりがないぐらい、いろんな健康法を若い時から実践してきました。皆から元気だ元気だと言われ、100才ぐらいまでは生きるつもりだったのではないでしょうか。

姉、兄が50歳代で癌で死亡し、癌家系と考えて自分はならないぞと、そのための健康法だったような気がします。しかし、2001年胃に小さな癌が見つかり、手術しました。その時すでに82才。家族は年齢から手術はどうかと思いましたが、本人は希望しました。手術して治すと思ったのでしょうが、手術直後に癒着をおこし再手術となり、この時死を覚悟し、その時に先の家族へのメモをしたためたようです。1か月以内の2度の全身麻酔の手術は82才の年齢にはやはりこたえたようで、その後体の調子は目に見えて衰えていきました。歩行が変になり、おかしいなと思っていたら「パーキンソン病」でした。それでもニンニク酒は毎日飲み、運動も欠かさず必死に抵抗していました。今年3月に肺炎にかかり、その後寝たきりになってしまいましたが、外には出たがり、姉や孫達が車いすで散歩に連れて行くのを楽しみにしていました。

僕の妻が先に入っているお墓に入りましたが、まだこの世に未練があって行きたくないと言ってるような気なします。

しばらくは二人で仲良くやってよ、父さん、尚。母さんが心配だけど、まだ当分そっちへは行かせないし、僕もまだまだ行けないから、ね。

コメント

非公開コメント