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北海道の竜巻き

昨日の竜巻き、大変ですね。TVのニュースで竜巻の専門家と言う人が、現在の家や建物は突風に対して配慮ができていないと言うようなことを言ってましたが、耳の痛い話です。確かに地震に対する基準よりはやや風、特に突風に対しては考慮が足りないかもしれません。
ただ現在の基準法で造られた家はほとんど40~50m程度の風では大丈夫だと思います。
普通に基準法どおり造っても、現在ではホールダウン金物や、アンカーボルトで基礎にがんじがらめにくくりつけられているので、おいそれとは基礎から家が持っていかれることはないでしょう。倒壊に対しても耐力壁がしっかりとしていれば、まずだいじょうぶでしょう。

しかし、物が飛んできて窓ガラスが割られると、そこから風が家の内部に入って屋根が持ち上げられてしまう可能性がありそうです。風が吹くと屋根には負圧の力がかかりますが(そのため屋根の鉄板がよく持っていかれてます)、その上内部に入った風で天井を押し上げられたら、ちょっと恐いです。屋根垂木が強風で外れないように金物でしっかりとめていれば有効だと思いますが、それは特に基準法で謳っているわけではないので、工務店しだいということになります。あるいは設計事務所(例えばアトリエ105!なんちゃって)にしっかり監理してもらうか。

窓を割られない有効な手だては雨戸ですが、北日本側は台風による被害が少ないせいか、あまり雨戸をつける家はないようです。

これからは日射を制御して、風もある程度取り入れることができて、防御もできる雨戸が売れるかも。

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