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クリスマスイブで晴れやかな今日、友人の葬儀がありました。52才の若すぎる突然の死でした。17日の夜にくも膜下出血をおこしたとのことで、家人が外出中におきて帰った時にはすでに遅かったようです。友人は早くに父を亡くし32才の若さで家業の建設業を継ぎこれまで20年間会社を支えてきました。
友人とは高校が同期で、高校の時は話しもしたことがありませんでしたが、僕が独立してから、たびたび仕事でお世話になってきました。この地方で揚げ屋や曳き屋を得意として、その他にも土木建築も行う会社でした。
別の友人の家の改修の時、僕の設計で家の中心部分を解体して両端を残し解体した中心部分を新しく造って両端と接続するという、やっかいだけど超ローコストが要求される工事を亡くなった友人に工事を頼みました。施主、施工者、設計者が全部同じ高校の同期生という工事でした。古い家のため両端と新しくした中央部分の高さがあわないという事態になった時、工事をした友人はこともなく残した古いほうの部分を揚げ屋して合わせました。そんな予算はどこにもみていないのに、だってしょうがないだろと言って追加も取らずにその工事を収めてくれました。
また、今年の春に出来た大茂内の家の時は、友人にお前が全部みるべきだと(つまり工務店に一括発注にしないで)進言してくれ、自分は基礎工事だけを請け負ってくれたり、白沢の家の時は造成をやらないかと声をかけたのに、その工事は自分のところよりも砕石を持っている別の建設業者の方が安くできるからと、その業者を紹介してくれたりと、自分の損得だけではなく、建てる人にとってより良い方向を考えてくれる人でした。
また昨年は、僕の妻の墓前にあげてと何度か立派な菊の花をと沢山持ってきてくれたりと、ほんとうに心配りのきく友人でした。

今日の葬儀で初めて残された子供たちを見ましたが、まだ中学生の様子。あまりの突然のことでまだ悲しみに暮れ泣いている様子に、ちょうど4年前の自分の妻の葬儀の時のこととだぶってしまい、ただただ可哀想で目頭が熱くなりました。

成田君 安らかにお眠りください。合掌

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