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酒田市へ

20日、新住協の山形支部の研修会におよばれして、アトリエ105の住宅と題して講師役を勤めてきました。新住協の施工の研修で酒田の三浦工務店の施工をビデオで見せていただきましたが、断熱気密に対して非常に丁寧かつこだわりの施工にいたく感心してきました。
僕の話はこれまで新住協の住宅コンクールで優秀賞をいただいた物件を中心とした住宅を図面と写真で紹介するもので、昨年の岩手県宮古、今年春の岐阜県恵那に続いて3度目になります。
研修会にはなんと富山からの出席者もあり、総勢50人ほどと多くてびっくり。皆熱心なんですね。
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研修を行った場所は「出羽遊心館」という数寄屋建築で行われました。あまりのすごい建物で自分の住宅を紹介するのが恥ずかしくなりました。

翌日、休館日と分かっていましたが是非見たかった酒田市立美術館へ行ってみました。設計者の池原義郎は僕の大好きな建築家です。池原さんはその繊細なディテールがすばらしく、酒田美術館もまさに池原ワールドが展開されていて、外部をぐるぐる見て回っただけですが、もう感動してしまいました。かえすがえすも休館が悔やまれました。
そして、そのお隣が出羽遊心館です。ここも昨日あまり見れなかったので再度行って見てきました。改めてスゴイ!!鳥肌がたってしまいました。ここは和風庭園も完璧です。両方とも周辺の手入れも行き届いていて、酒田市ってお金があるんだと思ってしまいました。
そして、次はその近くにある土門拳記念館。ここはこれで三度目ですが、酒田に来たら外せない美術館です。そのお隣の国体記念体育館と共に谷口吉生さんの設計で、前回来たのはもう十数年前なのですが、まったく変わらず美しく保たれてました。このへん一体は本当に建築バカにとって垂涎の場所です。酒田って文化程度が高いんですかね。なにしろ管理に相当なお金をかけて維持されている事に感心しまくって来ました。ひるがえって大館は・・・・・やめようひがむのは。いやいやあるんですよ。大館にだって。伊東豊雄、新井千秋、坂茂、白井晟一だってあるんだから。今工事中の市立病院が岡田新一。なかなかのもんです。

本当は金山杉を使った街づくりで有名な金山に行くつもりだったんだけど、酒田で時間を使いすぎて、断念。

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