伊東豊雄講演会
8月31日に大館市の職能短大で日本を代表する建築家伊東豊雄さんの講演会がありました。大館樹海ドームが完成してから10年が過ぎその後の経過等の視察に訪れ、講演もしてくださいました。講演には施工した竹中工務店の技術陣も多数来て、伊東さんはその方達にも話を振って当時の苦労話等を引き出してくれ聞きごたえのあるものでした。
これは最初に描いたスケッチ。卵形をしています。恒常的に吹く西風に対してうまく受け流し、野球の打球の曲線に対しても合理的な絵です。さすがですね。一発で最終解が出るんですから。

左が竹中工務店の構造設計を担当した丹野?さん。木材調達についての苦労や綺麗に見せる構造に取り組んだ様子等を話してくれました。この樹海ドームはいまでも長辺方向の長さでは世界最大です。

左が現場所長だった木谷さん(だったと思う)冬の寒いなかに延々と行われた三次元測量の苦労等を話してくれました。伊東さんはそのことに対して、空中の何もないところを測量する日本のゼネコンの技術力に驚嘆したと話したました。

仙台メディアテーク以後伊東さんの建築はぐにゃぐにゃした有機的とでもいうような形態になってきていますが、それについて今はコンピューターでの解析が大変進んで不安定そうな形でも出来るということを身振り手振りで説明しています。

その他竹中工務店のかめおかさん(と言ったと思う)という方も人工芝やドームの椅子など竹中でやったドームすべて(札幌、東京、大阪、福岡等)にかかわって、エンドユーザのことを考えて造らなければならないと、いろいろモノづくりについて話してくれました。
その他構造的な話として丹野さんからクリープについての説明もありました。クリープは材料が時間が経つうちにだんだん撓んでくる現象ですが、ドームの場合最初骨組みが組み上がってジャッキを外した時点で10cm下がって(これは予定通り)その後年間4回ずっと計測しているが、10年経ってもほとんどクリープがないとのこと。これは木材の含水率を徹底して下げたからだろうとのことでした。
樹海ドームの話が終わってから伊東さんの最近やはり竹中と組んでコンペで勝ち工事が行われている台湾の高雄のプロジェクトについても話されました。
その話の中で伊東さんが今最もやりたいことは自然との関係、自然を利用した建築だそうです。
最後に今回大館に来た伊東事務所と竹中工務店の関係者全員に拍手が送られました。

これは最初に描いたスケッチ。卵形をしています。恒常的に吹く西風に対してうまく受け流し、野球の打球の曲線に対しても合理的な絵です。さすがですね。一発で最終解が出るんですから。

左が竹中工務店の構造設計を担当した丹野?さん。木材調達についての苦労や綺麗に見せる構造に取り組んだ様子等を話してくれました。この樹海ドームはいまでも長辺方向の長さでは世界最大です。

左が現場所長だった木谷さん(だったと思う)冬の寒いなかに延々と行われた三次元測量の苦労等を話してくれました。伊東さんはそのことに対して、空中の何もないところを測量する日本のゼネコンの技術力に驚嘆したと話したました。

仙台メディアテーク以後伊東さんの建築はぐにゃぐにゃした有機的とでもいうような形態になってきていますが、それについて今はコンピューターでの解析が大変進んで不安定そうな形でも出来るということを身振り手振りで説明しています。

その他竹中工務店のかめおかさん(と言ったと思う)という方も人工芝やドームの椅子など竹中でやったドームすべて(札幌、東京、大阪、福岡等)にかかわって、エンドユーザのことを考えて造らなければならないと、いろいろモノづくりについて話してくれました。
その他構造的な話として丹野さんからクリープについての説明もありました。クリープは材料が時間が経つうちにだんだん撓んでくる現象ですが、ドームの場合最初骨組みが組み上がってジャッキを外した時点で10cm下がって(これは予定通り)その後年間4回ずっと計測しているが、10年経ってもほとんどクリープがないとのこと。これは木材の含水率を徹底して下げたからだろうとのことでした。
樹海ドームの話が終わってから伊東さんの最近やはり竹中と組んでコンペで勝ち工事が行われている台湾の高雄のプロジェクトについても話されました。
その話の中で伊東さんが今最もやりたいことは自然との関係、自然を利用した建築だそうです。
最後に今回大館に来た伊東事務所と竹中工務店の関係者全員に拍手が送られました。

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