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ゼロダテ2008/大館展

今年のゼロダテ、最終日の今日行って来ました。最初にちょっと驚いたのが車を止めようとした駐車場が満車だったこと。普段の大町では絶対にあり得ないこと。ゼロダテに人が来ている証拠。通りにはそれほど人が歩いている風ではないけど、でもやっぱりパンフ片手に歩いている人と行き会う。

サイサク駐車場の2階、渡辺寛さんの作品。大館のある風景の超大型写真。
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よく見ると、このでかい写真、A4の小さなプリントをピンで止めて繋げてる。
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そのお隣は板野充学さんの作品はレジデンスしてた山田の獅子踊りからヒントを得た、というより獅子踊りの練習のときの半端じゃない酒にたまげたからだろう、きっと。家のような獅子の頭の下が酒飲み場になってる。
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武藤智佳子さんの作品。自身のこれまでの作品(木版画など)が床一面にあって、ビニールがしいてあるので裸足で作品の上を歩いて見るという、なんとも思い切った展示方法。作品はどれもすばらしかった。恐れ多くて最初歩くのに抵抗感があった。
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栗原良安彰+森本嶺さんの作品。この作品、写真をひっくり返してみると、床においた沢山のリュックサックで全く違和感がない。
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その奥の熊谷周三さんの作品。ここは展示スペースそのものが作品と言った感じ。行灯の下に浮かぶ人、全体を包む色、みごとにこの空間を読み取った作品。
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作品ではないけど、上の部屋にあった押入の扉。象眼細工みたい。
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旧市営住宅の入口。これも作品。この奥にもまだ作品があるけど、もう危険がいっぱいのスリリングなゼロダテ作品展示。
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階段を上がってみると、
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その奥の元の市営住宅内に展示された、さっきも出た熊谷さんの作品。ここでは真っ暗な二つの部屋の行灯の下に人形が映し出されてた。
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千葉雄さんと福田千恵美さんの作品。大館の飲み屋の過去と今の展示。
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なんと大館でもちょっと有名なナポリのマスターの若かりし時の写真が。何十年前だろう。
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街中で風車を製作販売している、後藤仁さん。風車は街の隠れたところに仕組まれているとのことで、
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探したらすぐ足下にありました。
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大曽根朝美さんの人形、ワイフさん。癒し系の作品で貸し出されてます。そういえば首などに巻き付けて歩いている人いました。
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大館近郊の作家さんの集合体、旧金沢家具店。いっぱいの人。
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この旧金沢家具店の2階3階がすごい。つい建築をみてしまうけど、一体何層になっているの?フロアの床の高さがずれていて複雑な空間になっている。このまま美術館としてリッパに成り立ちそう。超反バリアフリー。でもいいのだ。
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ズミスロブスカ・アンナさんの作品。3.6Mx3.6MX2.7Mの箱の中が作品。
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大館市内にある記号を描いたとのこと。・・・・・よく分からなかったけど綺麗な作品。
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秋田県内には鉱山が沢山あるが、その鉱山をプロットした國森麻衣佳さんの作品。
159箇所もあったの?ビックリ。
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今年は参加ではなく完全見る側だったが、年に一度こういう異空間アートが大町に出現するのはとても面白い。是非来年以降も頑張ってまた新たな刺激を与えてほしい。なんか作家として参加出来ればと、不遜な考えも頭にちらついた。紹介しなかったけど意外な人が作家だったりしたので、これは皆が作家になれるんだというテーゼでもあったのか。

コメント

非公開コメント

予備知識無し

かなり前衛ですね。
おもしろいです。
>皆が作家になれるんだというテーゼ・・・
視線の角度となにがアートか!?の許容しだいですね。
他者に見て欲しいのか
他者が勝手にのぞくのか
他者をうまく巻き込もうとしているのか
と言った
個人のブログやHPのあり方に似ていますね。

でも表現者は手を上げたもん勝ちのような・・・・

鈴木さん、いつもコメントありがとうございます。
昨年から始まったゼロダテ/大館展ですが、ほんとうにいろんなアートを見せてくれます。
アートとシロウトの趣味の境界はどこにあるか全く判りません。展示スペースが廃墟のようなところで、無料で見せるというのも理由の一つとしてあると思います。
ですから、鈴木さんのおっしゃるように手を上げさえすれば仲間入り可能な感じがします。
去年は実行委員として参加してましたが、神輿は見るより担ぐ方が絶対面白く、ふと不遜な考えが頭をよぎった次第です。