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美術館

昨日土曜日、朝食時どっか美術館に行きたいねと子供と話しててなった。この場合美術館に行く一番の目的はその建物を見てくる、あるいはその場に身を置いて設計した建築家の感性をあじわう、もしくは作家なりがぴりぴりした感性を発揮した空間をあじわうことで、どっちかというと作品は二の次なのだ(不謹慎かもしれないけど…)。だから、建物やそれを取り巻く空間が行きたいと思わせるものでなければいけない。
で、どこかと思いを馳せてみるが、なにしろ遅い朝食だったので近場でなければならなく、そうなるとほとんど思い当たる美術館がない。自分が知らないだけだと思ってネットで調べてみたけど、 ・・見当たらない。
その時間から行けるとして思いつくのは十和田市現代美術館と青森県立美術館。十和田現代美術館のあのガラスの通路、寒い十和田でいったいどうなっているか興味があったけど、冬道十和田湖を超えていくにはかなり大変で、結局青森県立美術館に行ってきた。

青森県立美術館はこれで3回目で、そのうち一回は開館前の見学会で内部も写真に撮って来ている
そしたら、企画展で小島一郎展をやってた。さっき作品は二の次と言ったが、これは思わずいい時に来たと思った。そして、キュレーターの力量というか展示が青森県立美術館の個性を使い切っているように感じ、双方を十分に味わってこれた。

そして今日は、以前買っていた藤森照信の本「美術館三昧」を読み返した。

美術館に取り憑いているのは、今取りかかっている仕事に関係してるのだが、でも美術館ではなく、もしかしたらその対局にある建物のために手がかりを求めてのことだと思う。
本当は現代的なモダン建築でなく古かったり小さかったりしても精神が洗われるような建築に(碌山美術館のような)接したかったんだけど。

美術館と言えば、秋田の新しい美術館は世界のアンドーさんが設計しているんですってね。

コメント

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寒い寒い札幌から2009もよろしく

生あったかな日々が続いた後一転して
真冬日が続き
しばれます。(凍えるといった意味)
小島一郎展よさそう。
初めて聞いた名前
目にした作品。
パンフレット見るとかなりいいですね。
機会があったらどこかでもっと見てみます。
それにしても、親子でふらりと美術館は素敵です。

RE--寒い寒い札幌から2009もよろしく--

鈴木 茂雄さん いつもコメントありがとうございます。

札幌は寒いのでしょうね。冬の北海道の経験としては、昔スキーにニセコに行ってました。雪質がこちらと違ってサラサラなのでヘタッピでも曲がれるとあって、毎年のように出かけていました。
こちらこそ今年もよろしく。