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地盤調査

大型のバスやトラックが通ると家が揺れるんだけどと相談の電話があり、地盤が弱いための場合も考えられるので調査してみたらいかがでしょうかと応えておいたところ、数日前に地盤調査をお願いされました。

そこで、現地を見させていただき、現在の家の状況をざっと観察したとろ、明らかな不動沈下は見られませんでしたが、場所的に相当以前はリンゴ畑だったことを知っていましたので、やはり地盤のやわらかい層の上に家が建っていることが予想されたので、実施することにしました。

いつもお願いしている秋田市の業者さんに来ていただいて、調査しました。
調査はスエーディング式サウンディングという方式で、細いロッドを地中に重しを乗せて貫入させてその回転数から地盤の固さを推定するというものです。
その結果、地面から1M程度まで100kgの重しを乗せただけでするりと入っていってしまいます。
こちらに動画を付けました。よく見てほしいのは開始直後、重しだけですっと下がっていきます。この時点でやく1M程度下がっています。その後、再度重しを乗せていき、最後の25Kg(1個25kg)を載せた時点で少し下がって、そのあとに手で回していきますが、まわすたびにズルッズルッと下がっていきます。

地盤調査

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このお宅は建って30年程だとのことです。地盤調査が一般的になったのはつい最近のことです。もとろんこのお宅を建てる時も地盤調査はしていなかったと思います。また、深く掘削して堅い層まで掘り下げて基礎を作ったとも思えません。したがって、やわらかい地盤の上に家が建っている可能性大です。

なぜやわらかい地盤の上に家が建っていると揺れるかというと、それはまな板の上に2cm位にスライスした豆腐の上に家が建っているのを想像すると判りやすいと思います。まな板を脇からトンと叩くと豆腐はプルンプルン揺れるでしょう。まな板を揺すったより大きめに揺れると思います。まな板は堅い層です。大型の自動車が走って道路のへこみ等で道路を叩くようにすると堅い層にその揺れが伝わり、それが回りの柔らかい層を揺らすと考えると、やはりこれが家の揺れる一番の原因ではないかと思いました。

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