ある建築
少々・・いやかなり重いテーマの建築です。私の生まれ故郷、そして実家のすぐ近く、さらには妻が眠るお墓から見下ろせる位置に建つ重いテーマの建築がすでに着工しもうすぐ建て方が始まります。重い過去をいつまでも引きずる、悲惨な過去があり、その悲惨さを未来にも語りかけていくための建物です。広島や長崎など被害者の立場での施設はよくあります。しかし、ここに建つのは全く逆の加害者の立場での施設です。決して地元には歓迎されない、過去を消してしまいたい、それなのに、そのことを伝えて行くための施設、その設計者になりました。
この不況の時、仕事があればいいと引き受けたものではありません。建設費も設計費も全国から集められた寄付金でまかなわれますので、相当きびしいものがあります。それでも引き受けたのは、チャチなものや目障りなものは建ってほしくない、そんな思いからです。
厳しい予算ですが、偽物は使いたくない。木風なサイディングや木風なドアなど現在の建築では偽物で造るのがあたりまえのように使われていますが、出来るだけ本物で行きたい。それでいて安く上げるために、必要なものを見極めるのに 苦闘しました。
花岡平和記念館は今秋完成に向けて現在大工さんが手刻みで加工中です。

この不況の時、仕事があればいいと引き受けたものではありません。建設費も設計費も全国から集められた寄付金でまかなわれますので、相当きびしいものがあります。それでも引き受けたのは、チャチなものや目障りなものは建ってほしくない、そんな思いからです。
厳しい予算ですが、偽物は使いたくない。木風なサイディングや木風なドアなど現在の建築では偽物で造るのがあたりまえのように使われていますが、出来るだけ本物で行きたい。それでいて安く上げるために、必要なものを見極めるのに 苦闘しました。
花岡平和記念館は今秋完成に向けて現在大工さんが手刻みで加工中です。

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