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内部進行中

花岡平和記念館は外部の足場もとれてスギ板張りの外観が現れました。普通はこの上に塗装をしますが、ここでは無塗装です。もちろん塗装した方が良いとは思いますが、考えてみれば昔の建物は特に塗装しなくてもずっと持っていました。軒を沢山出して、良い材料を使えば十分に耐用性はあるはずです。その基本的なところを無視して塗装で誤魔化したり、新建材で誤摩化したりしたって無理があると言うものです。また、例え塗装したとしても10年もしないうちに塗装の剥がれ黒ずみが出て来ます。数年ごとに手入れして塗装してくれれば長く持ちますが、きっとそうはならないでしょう。であれば塗装の後が残ったり黒ずんだりがまだらになるより、全体が自然になじんで行くほうを選択しました。

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内部もだいぶ進んできました。
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この写真は展示室側で、ホール側で現在壁を工事中です。天井はこのまま、野地板が表しになります。天井の断熱材はなく、この野地板の上にグラスウールボードの25mmがあります。夏の暑さがどの程度軽減出来ているのか心配でしたが、昨日の暑さでも内部は外と比べてずっと涼しく感じました。屋根のガルバリウム鋼板の素地による反射、波板による空気層、そして前述の断熱材などが一応狙った効果を発揮しているように感じました。

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