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富弘美術館

かねてより是非行ってみたいと思っていた富弘美術館へ行ってきました。富弘美術館は詩人、画家の星野富弘さんの作品展示する美術館ですが、我々建築関係者にとっては建物そのものが興味の対象です。この美術館は小さは村が国際コンペを行って、ネットを通じての呼びかけに世界中の建築家から大変な数の応募があり、その中からヨコミゾマコトさんが選ばれ5年前の2005年4月完成の美術館です。

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いって是非確認したかった事。屋根の排水がどうなっているのか。

この建物は全部の部屋が泡のような円形で、それらがくっついたり離れたりしてまとまっていて、それが一番外側で四角形にスパット切られています。

私たちは見ることが出来ませんが、高い位置から撮った写真(富弘美術館HP)を見ると、屋根はまるで模型のようにフラットで、色もついています。物の本によると屋根は中央が高く周辺に水勾配がついているとの事ですが、だとすると廻りの外壁に水が垂れて来ます。5年もたって汚くなっていないのかと思いましたが、外壁は綺麗でした。特に地面に近いところはどうかと思いましたが、それほどでもありません。ガラスも綺麗でした。普通の屋根防水はパラペットを立ち上げてドレン排水といろいろゴチャゴチャ着くのに、この建物はスッキリキリ。耐汚染性塗料の成果かなと勝手に思って来たしだい。

建物のそんなこんまい事ばかり見て来たわけではありません。もちろん、星野さんの絵と詞を堪能して来ました。というより、これは想像以上に引き込まれました。一緒に行った娘達も一点一点じっくり見て回っていました。
もしかしたら、今まで見た美術館で一番良かったかも(作品、建物含めて)。予定時間を遥かにオーバーしてしまいました。

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