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柱の選定

今日はTamu-houseの居間の中心に建つ柱を見に大館の県北木材センターへ行ってきました。太さが5寸長さが4mが設計で指定したものですが、なかなかこれといったものが見つからず、結局太さ4寸5分のものを候補としました。
tamuhasira1.jpg

秋田杉は通常山で3.65mに切られてしまいますので、なかなか4mのものはないのです。しかも乾燥していて節が少なく綺麗な目のものとなると。
今回は居間の中心に4面とも見える状態になりますので、4面とも節が少なく目の綺麗なものが求められます。
1面無節、2面無節などはありますが、4面となるとちょっとなかなかありません。しかも5寸。あったとしても金額は途方もなく高くなっていきます。
構造材で使う4寸の節のある芯持ちの並材は節の多い少ないは関係なく1本2~3千円程度ですが、このように節の少ないもの(役物といいます)となると、途端に1本数万円になります。一挙に10倍も値段が違うのです。しかも一本一本値段が違います。ですのでこのように実際に見てきめなくてはならないのです。
県北木材センターには秋田杉をはじめとする様々な木があります。30cm角の大黒柱に使えそうなものから、巾1m長さ2m厚さ10cmぐらいの大きな1枚板などもあります。「白沢の家」では床の間の地板にここの大きな杉板を使用しました。

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