竜巻
6日に茨城県つくば市で起きた竜巻。またもや日本に想像を絶する自然災害をもたらしてしまいました。特に亡くなられた男子中学生の家はベタ基礎のコンクリート基礎全体ごと浮き上がってひっくり返っているようです。ありえない事態だとしか言いようがありません。よく基礎と土台を混同して報道されたりしますが、建築的には木造の場合基礎は地面から出ているコンクリートの部分をいい、土台はその上に乗って柱等を受けるための木材をいいます。基礎と土台はアンカーボルトで緊結されています。普通に考えれば強風にあおられて家が持ち上げられても、基礎と土台は残って柱から上が倒されると思うのですが、土台から上の上部構造に引っ張られて基礎コンクリートまで持ち上がってしまったということでしょうか。
この家は新しい家なのではないでしょうか。平成12年の建築基準法改正以降ホールダウン金物といって一部の柱を基礎コンクリートと緊結するようになりました。そのアンカーボルトも通常の12mmより太い16mmを使いますので、より強固に土台から上の上部構造と基礎が繋がることになりました。また、土台と柱等も金物でつなぐようになりました。特に耐力面材を使うと外壁面全体と土台がしっかりとつなぐことになります。
日本では度重なる地震を体験しその都度建築基準法も改正され地震に強い家づくりがされるようになりました。昨年の東日本大震災で、津波の被害を受けなかった新しい家は地震ではそれほど被害を受けていないようでした。これは基準法の耐震性がいい方向で現れた例ではないでしょうか。しかし、その結果が予想もしないこのような形で現れたとしたら・・・追いかけても追いかけても自然の驚異はあざ笑うかのよう我々をにぺしゃんこにしてしまう・・・そんな感じすらします。
亡くなられた方のご冥福をお祈りします。
この家は新しい家なのではないでしょうか。平成12年の建築基準法改正以降ホールダウン金物といって一部の柱を基礎コンクリートと緊結するようになりました。そのアンカーボルトも通常の12mmより太い16mmを使いますので、より強固に土台から上の上部構造と基礎が繋がることになりました。また、土台と柱等も金物でつなぐようになりました。特に耐力面材を使うと外壁面全体と土台がしっかりとつなぐことになります。
日本では度重なる地震を体験しその都度建築基準法も改正され地震に強い家づくりがされるようになりました。昨年の東日本大震災で、津波の被害を受けなかった新しい家は地震ではそれほど被害を受けていないようでした。これは基準法の耐震性がいい方向で現れた例ではないでしょうか。しかし、その結果が予想もしないこのような形で現れたとしたら・・・追いかけても追いかけても自然の驚異はあざ笑うかのよう我々をにぺしゃんこにしてしまう・・・そんな感じすらします。
亡くなられた方のご冥福をお祈りします。
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