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水戸の続き

水戸に一泊して翌日は午前中市内観光。お決まりの偕楽園は梅が咲いているわけでもないので、さっと見て と言うところでしたが、やっぱり素晴らしいですね。管理が行き届いているし、なにより偕楽園から見渡した景色が素晴らしかった。
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千波湖から続く公園の連なり。都市内にある公園では、ニューヨークのセントラルパークについで世界第二位だとか。街の真ん中にこれだけの公園があることを全く知りませんでした。羨ましい!
徳川ミュージアムに行くために付近を走りましたが、沢山の人が公園で遊んでいて、日本じゃないような気がしました。

続いてこれも定番の水戸芸術館。大御所建築家、磯崎新の設計で1990年に完成、高さ100mのアートタワーが目玉です。
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完成から22年も経っていることになりますが、全く古さを感じません。外部の素材はチタン。無垢のチタンで建築にチタンを使った初期でほとんど試作段階なので使えたとのこと。今じゃこんな贅沢な使い方は出来ないだろうと磯崎さんも書いてます。
塔は展望台になっていてエレベーターで上に上がれます。どこから展望するのかなと思ったら、
こうでした。↓↓↓ 
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丸窓から下を見下ろすと芸術館の低層部と塔の影が見えました。全体としてはバブルの頃のポストモダンなデザインですね。
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磯崎さんが書いた「日本の建築遺産12選」によると、この塔は呼び名としては「塔」だが、磯崎さんにとっては「柱」なのだそうです。このタワーは、ルーマニアの彫刻家コンスタンチン・ブランクーシの「無限柱」がモデルで、高さは水戸の100周年記念事業だったので100mで止めたが、コンセプトとしては三重螺旋がはてしなく空中に延びてゆく「垂直の構築」だそうです。構造設計が大変で(そりゃそうだろう)当初は窓は開けられないと言う話だったけど「コンコルドぐらいの窓でいいからなんとかあけよう」ということで今のようになったそうです。

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