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国際サイエンスフォーラム2005

今日11月11日、秋田県本荘市の秋田県立大学で表題フォーラムがあり、行ってきた。様々な論文講演があったらしいが、僕の目的は「地球環境と無暖房住宅~エネルギーを使わない暮らし」のハンス・エーク氏(スエーデン)の講演である。北欧スエーデンで暖房なしの住宅なんて信じられない、どうなってんの。というのが、わざわざ遠くまで行った理由。超簡単に言うと、屋根や壁の断熱材を超厚くして、窓のサッシ&ガラスを高性能な(日本には無いような)ものにして、高性能な熱交換形の換気扇とするだけ。これで、スエーデンで暖房がいらなくなるらしい。ー20度でも室温が二十数度になってしまう。その訳は、冷蔵庫や照明器具等の熱そして人間の熱が徹底して外に逃がさないから。人間の熱も100Wだそうだ。4人いれば400W。100Wの電球には厚くてさわれない。400Wだともう少しで電熱器。それだけの熱が出ているから、その熱を出来るだけにがさないで、かつ換気もしっかりしなければならないので、熱交換型換気扇(日本的にいうとロスナイ)の高性能なやつを設置する。その他太陽エネルギーも取り入れ方を工夫しているらしく、南側に温室を造っていたり、給湯は太陽光パネルによるとの説明があった。じゃあ日本でも可能かというと、よくわからない‥というのが僕の感想。気候風土が違うのはもちろんだが、それよりも生活が違うのが、解らない理由。特にここ本州では夏の蒸し暑さに対し、風通しのいい住宅が良い住宅との認識が一般的。当然サッシは引き違いの大きいやつな好まれる。引き違いサッシは気密性もとれなければ、3重ガラス等の高性能ガラスも厚みの関係で難しい。夏は窓を開け放しての生活にあう超高性能なサッシが開発されれば(真空ガラスの3重版など?)可能かもしれない。換気は最近いいのが出ている(日本製ではないが)。
このことについてのさらに詳しいことはきっと西方さん/がブログで出すと思うので、この辺にする。
ところで、このフォーラムに秋田家倶楽部の面々が顔をそろえた。久々だったのでお茶でもしながら話をしたかったのでが、一番遠い僕は少しでも早く帰りたかったので、さっさと来てしまったのだが、残念だった。

このフォーラムで配付されたテキストにはこの他にも興味深い論文がいろいろあり、後でじっくり読んでみたいと思った。(日本語のものだけ。悲しいことに英語が出来ない!。論文のほとんどは英語だ!)

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