大茂内の家
昨年の8月、お盆過ぎから着工していた「大茂内の家」がようやく完成した。3月にほぼ完成し、入居は済ませていたが、昨年は早くから雪が積もり左官工事の外壁の仕上げが出来ないでいたのが、5月の連休後に再度足場を組んで仕上げた。なんと9ヶ月以上かかってしまった。大茂内の家が建てられたのは明治2年ごろらしい。つまり130年は経っていることになる。しかし、解体し木材の状態を見ると、全く劣化は感じられず、一皮むくとまだ杉の香りがするような感じだった。真壁で外部に露出していた部分も一部に腐食が見られたが殆ど使える状態でした。土台は土に殆ど接していたものはやっぱりダメで、新しくヒバ材を使用。
断熱性能を上げ耐震性を現行の建築基準法に合わせる為、水廻りや昭和期に増築した部分を取り払い、古い明治期の部分だけを残し、その廻りをぐるりと取り囲むように新しい材料で増築を行い、断熱材を入れ、面材耐力壁を入れて剛性を高め、気密性を確保しました。
この工事はCM方式(分離発注方式)で建てられました。分離発注方式とは、簡単に言うと大工工事なら工務店に大工工事だけ、屋根工事は板金工事会社に、基礎は土木工事会社にというふうに工事種別ごとに別々に発注し、その発注から工事管理までを施主に替わって設計事務所などが行なうものです。
これにより工務店が得ていた経費を節約出来、工事費が透明で明確になる というのがCM方式を積極的に進めている設計事務所の言い分です。
そうゆう一面は確かにあるでしょう。でもメリットばかりでなくデメリットもあるはずです。ここでは述べませんが。アトリエ105ではあまりやりません。
実は「大茂内の家」は姉の嫁ぎ先です。超安く建てる為に、また、このような古民家改修では設計時につかめない部分もあるわけで、それに対処するために、今回は特別に分離発注でやりました。



その他の写真はHPのぎゃらりー、作品集、大茂内の家をご覧ください。
断熱性能を上げ耐震性を現行の建築基準法に合わせる為、水廻りや昭和期に増築した部分を取り払い、古い明治期の部分だけを残し、その廻りをぐるりと取り囲むように新しい材料で増築を行い、断熱材を入れ、面材耐力壁を入れて剛性を高め、気密性を確保しました。
この工事はCM方式(分離発注方式)で建てられました。分離発注方式とは、簡単に言うと大工工事なら工務店に大工工事だけ、屋根工事は板金工事会社に、基礎は土木工事会社にというふうに工事種別ごとに別々に発注し、その発注から工事管理までを施主に替わって設計事務所などが行なうものです。
これにより工務店が得ていた経費を節約出来、工事費が透明で明確になる というのがCM方式を積極的に進めている設計事務所の言い分です。
そうゆう一面は確かにあるでしょう。でもメリットばかりでなくデメリットもあるはずです。ここでは述べませんが。アトリエ105ではあまりやりません。
実は「大茂内の家」は姉の嫁ぎ先です。超安く建てる為に、また、このような古民家改修では設計時につかめない部分もあるわけで、それに対処するために、今回は特別に分離発注でやりました。



その他の写真はHPのぎゃらりー、作品集、大茂内の家をご覧ください。
コメント