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上町の家

の軸組の組立が始まりました。最近の当事務所の標準になった地元の杉の4寸柱と杉の梁を使用した住宅です。Q値(キューチ:熱損失係数)0.97の高断熱で暖房費を抑えた設計になってます。だいたいこういった高断熱の場合、総二階にして外観的に単純化したほうがいろいろ有利ですが、敷地の大きさなどから1階の大部分を車庫が占め、2階で生活する間取りで、スキップフロアや冬だけ風除室、物置などが結構複雑に入り組んで、いったいどこで断熱ラインや気密をとるか、頭を悩ませる設計となりました。
出来てしまえば特別斬新と言う風でもなく普通の家となりますが、実際はややこしい住宅です。が、大工さんは面白いと言ってくれ、今時面倒なことはやりたくない大工さんが多い中、その姿勢は実にたのもしく、信頼できるものです。

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2階部分。奥が一段高いスキップフロア。下に防湿シートがあるのは、下が車庫で、この床下に断熱材がたっぷり入る為。

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